第2話 愛とか優しさとか礼儀とか

 …え~、嬉しいことに企画主の朝木万葉さんからコメントを頂き、私のような者の考えをさらに知りたいとのこと。

 おだてりゃ図に乗る素直な私ゆえ、喜んでさらなる私見を申し上げたいと思います。


 第1話では、夫婦愛とかコミュニケーションなどと、まぁ在り来たりな言葉を使ってしまいました。

 そこで、その「愛」とか「優しさ」についてまずは私見を述べたいと思います。


 そもそも、男女間の「愛」や「優しさ」って言葉はよく使われますが、その内容や意味についてはいつも曖昧です。

 例えばね、女性に、

「恋人にするなら、結婚するならどういう男性が良いか?」

 と訊くと、たいていの人が、

「優しい人」

 などと言う訳ですよ。

 …しかし、それを聞くとたいていの男は、

(えっ !? … 何だよ、俺は女性には優しいぜ!)

 などと心の中で叫んだりするのです。

 しかしこれは単なる思い込み、ただのウヌボレです。…多くの男は肝心なことが分かっていないのです。したがって当然女性にモテたりしませんね。


 実は女性が言う「優しい人」というのは「優しくしてくれる人」のことですから、当たり前ながら男は女性に「優しくする」ことをしないと意味がありません。

「優しい」とウヌボレるのは簡単ですが「優しくする」となると実践を伴うのでテクニックと技術が必要です。


 つまり、優しさとか愛というのは「技術とテクニック」なんですね。

 人に愛や優しさを伝えるには、学習し、経験を積み「技術とテクニック」を使って実践しなけりゃならない。

 ただのウヌボレ野郎が「愛」を語り俺は優しいぜ ! などとほざく姿なんざ相手の失笑をかうだけです。

 人に優しくするために「技術とテクニック」を学習しよう努力しようと思うことこそが愛なのです。

 …もちろんこれは逆の立場、女性側にも言えることですけどね。


 私は人が人生をおくる上で、最も大切な能力はコミュニケーション能力だと考えます。

「愛」だってコミュニケーションの一つですからね。


 さて、それでは一方「礼儀」はなぜ必要なのでしょうか?…年輩者へのゴマスリ行為 !? …年功序列社会の産物 !?

 そんな面倒くさいことなんざ関係ないね!…友達たくさんいるから自分はそれで良いんだもん !!

 …なんて言ってる人、それはちょっと頭悪い奴の考えですぜ!


 確かに、子供の頃や学生時代ならそれでもまぁ困らないでしょう。…友達なら「礼儀」なんて面倒くさいことも言わずざっくばらんにタメ口で良い訳だし。

 だけどね、自立して大人社会に入ると、いろんなクセの強い人々の中で上手く立ち回って行かなきゃならない。

 みんなそれで苦労する。大変!

 …そして、かなり高い確率で仕事上のトラブルが起きたりします。

 それも、あなた1人の力ではどうにも解決出来ない厄介な案件だ。目の前真っ暗、どうしよう !?


 悩んだところでどうにもならない。…こうした時、あなたを救えるのは、①あなたより権限を持っている者、②あなたよりはるかにカネを持っている者、③あなたより知恵を持っている者、…この三種類の人たちだけです。

 ただし、この人たちに普段からあなたが敬意を払い、礼儀を尽くしていなければこの人たちはあなたを救ってはくれません。それなのにあなたが救いを求めるのも身勝手な話ですね。

 あなたが普段ざっくばらんにタメ口で仲良くしてた友達や同僚なんざ何の役にも立ちません。…そりゃそうですね、そいつらはあなたと同等程度の能力しかないんですから。

 普段からきちんとした挨拶、敬語、態度で三種類の方々と対していれば、良識ある人なら相談や対応に乗って来てくれます。味方になってくれます。

 …逆に、普段から無礼な態度、無視などしてたらこうした人は味方どころか敵に回しかねません。


 つまり、「礼儀」はあなたや、あなたの家族を守るための「投資」なんですよ。


 この、愛と優しさ=技術

 そして、礼儀=投資

 という考えをしっかり認識することが、人生を幸せなものにするために大事なことだと思います。


 次回は、人生をおくる上での理想や目標について私見を述べたいと思います。(すみません、今回はそこまで話が進みませんでした!)


 興味が向いたらまたお付き合い下さいね。


 では。







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