第29話
ベッド上さえ綺麗ならいい。そして
私、我慢できない発言。
当然の土砂降り。
びしょ濡れ。
着替えなきゃいけないこと必至。
俺は。
頭の中が。パニくる一歩手前だった。
部屋の中、ちょっと綺麗にしたいし、
その、隠したいもの、見られたら照れるし、
なんか、一応、全く付き合ってない、マヒロって幼馴染の彼女がいるのにもかかわらず、
その、それらをマヒロに見られたら浮気みたいになっちゃうかもだから俺的には、隠したいものだった。
そんなこと、考えてたら
バシャバシャ...!
って落雷とともに。
部屋の窓にたたきつけてきた、
小さかった雨粒が、
大粒になった。
「シンジくん、早く、、、!開けてよ、、」
「もう、被ってる帽子、びっちょだよ...」
もうどうにでもなれ、と思った。
「分かった。すぐ降りてく」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます