第12話

時は流れて。

俺は藤島くんの不吉な予言通りにはならなかった。

学年トップを維持するにはやはり、それなり

の努力をしてたから、現役で東大に合格できたし、進振りでは、困ってる人の力になりたいと思い、医学部を選択した。


その後も、俺は努力を怠らずに、

日々精進してたわけで。


留年はせず、無事、国家試験も合格して

医師になった。


勤め先の病院も決まり、

落ち着いた頃、中学の同窓会に

顔を出すことにしたんだが。


俺はそこで思わぬ再会を果たすことになった。

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