第8話

俺はただ、呆然としてた。


呆気に取られていて、それで

もう立ち尽くしていて。


彼女の後ろ姿を追うことはできなかった。


翌日。


彼女は学校に来なかった。


帰り道、

彼女の家に行ったけど、

空き家になってるみたいだった。


何度も呼び鈴を鳴らしたが、

彼女が出てくることはなかった。


この翌日、更に次の日も。


彼女が学校に顔を出すことはなかったんだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る