第7話

「彼女の工程をすっ飛ばして、

お嫁さんにしてほしい...」


「え」


「私ね、明日からいなくなるの...」


「ええ」


「シンジくんとは、お別れ」


「え、それはどーゆー....」


「父親がさ、多額の借金の連帯保証人になっちゃっててさ...。しかもさ、それ、

本当の債務者が蒸発しちゃったから、

私達一家も払い切れなくて、一旦夜逃げするんだ...」


言葉が出なかった。


彼女にはなれない、、


マヒロはそう言い、


「じゃ、元気でね...!シンジくん!

私はまた、いつか、会えるのを楽しみにしてるから、そのときはもしかしたら、結婚できる年齢になっててさ...

そしたら約束通り、結婚してくれると

嬉しいんだけど!」

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