第4話

俺はいじられてる、とまではいかないが。

まぁ、バカにされていた。

藤島くんとその仲間たちに。


たまになくなる上履きとか、教科書とか。

まぁ、探せば出てくるんだけど。


犯人の目星は付いてた。


目の前にいる、俺のこと目の上のタンコブだと思ってる藤島くんだろ、、どーせ。


「非モテで冴えない童貞くんよ、、、

お前は多分、てか、一生、彼女できずに

終わるんじゃないか、、、?

顔もイマイチだし、、」


「チョコも一生もらえないんじゃないか、、?

義理チョコさえも、受け取ることができないんじゃないか、、?」


黙ってると。


「なんとか言えよ、コラ...!!」


机をガァン...と派手に蹴っ飛ばし。


そんなセリフを吐いてきた。


いま、時刻は午後4時半。


放課後だった。


先生はおらず。職員室に飛び込みたいが、

俺の周りは藤島の子分どもがいて、体当たりでもしないと、行けない状況だった。


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