第12話

やがて、下校時刻になり。

俺が幼馴染でもあり、学年トップの成績を誇る、地味な見た目した生徒会長の真島マヒロ

(黒髪眼鏡のボブ女)と校門のところで明日の定期考査はどこが出るかな?ヤマを教えてくれ、などと駄弁ってたら、

林ユーコの捨て台詞が酷かった。


「陰キャくん!明日こそ、リベンジするわ!!とっとときの勝負下着、見せてあげるんだからね...!!」


その前に、マヒロのことを穴の開くほどジロジロ見て、


「なによ、あんた、前から思ってたけど、

服の趣味、だっさ、滅茶苦茶地味ー!

典型的、陰キャ女ね...!

ま、陰キャ同士、喋ってても違和感ないわね...!!」


などと言って言ったんだがな。


ま、マヒロは彼女に対して微動だにしなかったけど。


俺に対しては。


「何よ、勝負下着見せる?

リベンジって何よ?」


などと、眉間にシワを寄せつつ、そう言葉に出した。


「さぁな...」


俺は適当に相槌して、マヒロと家まで帰った。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る