寝転んで

好きなように走り回って

好きなように眠りについて

そんな幼少期を夢に見る


碧い夏のど真ん中で

退屈な授業を受ける

怖がりで 泣き虫な

僕は何も始められない


夢に見る 3月の

まだ咲かない桜の蕾は

もう もう 今は咲いて散って

緑の葉に変わっているんだろう


あ〜なんて時間が進むのは遅いんだろう

ある春の記憶

変えられなくても

戻れなくても

それは美しい

僕らだけの季節に移り変わるだろ!


変化を求めて動き出す

幼少期には戻れないけど

体力はまだ負けないぜ

碧い夏の上で笑おうよ

夢じゃ終わらせない



碧い夏の真下で

夢を見ている君の

寝転んで 入り込んで

僕は何も望めない


記憶を辿る 真夏の

汗がべったり背にくっついて

でも きっと 今は触れもしない

新しいことを見つけに行かなくちゃ


あ〜なんて時間が進むのは早いんだろう

あの日の記憶

変えられなくても

戻れなくても

それは美しい

僕らだけの季節に移り変わるだろ!


変化を求めて動き出す

元気なあの頃には程遠いけど

今までの笑顔の数は負けない

碧い夏の上で笑おうよ

夢じゃ終わらせない


今までありがとうございました

申し訳ございません

振り返る事も一生ないだろうに

あなたの目を見ることは絶対無い

寝転んでうたた寝をして

夢に出てくることをずっと待ち望んで


変化を求めて動き出す

この気持ちはいったいなんだろう

知ることがないうちに消し去ってしまえばいい

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