弥生ノ不束

届かない鉱石もいつしか色あせて

365日の1秒何かしら迷い求めるの


背中を追いかけ一瞬の黒煙が心に宿る

ガラス張りの室内手を架がげて

駆られる黒い心音の端カラブルだけ

脳内は謎めいている


静寂の現世口下手なんだか可愛い

暖かな空気に呑まれるだけ

息継ぎがしたいよ

懇願する

地元の風景にはいまだ抗えない


「いいじゃん」(嘘よ)

自分の悪いとこ知ってるから

弱虫なのにプライド許さない

情けない

青い春の白い雲チラつかせてさ

一瞬の笑顔眩しすぎるからサングラスかけてもいいかしら



遠回しはダメよ ハッキリいわなきゃ

空虚の透明な壁 濁りはしない

駆られる衝動押さえつけてる傷ができてる

飛び込んでみたい その大きな空に


静寂の現世必死すぎて笑っちゃうよ

暖かな空気に呑まれるだけ 堪えて

息継ぎがしたいよ

渇望する

エントラーダ入ったばかりでまだ分からないことばかり


「・・・」(そうね)

自分の悪いとこ知ってるから

かっこ悪いね こんな姿見せたくない

誰なんだろ

文月の中旬頃の姿は変わり果ててしまって

恋しいよ あの頃の感情全て 今は醜い



知らないことばかりで行く末も見えないね

初めてばかりで周りも混乱しています

初めての田舎はただただ驚いて

それだけの途中経過さ

「バイバイ」したばかりなのに

何も無い空中を手で掻き回して

願望だらけの空白な日常


届かない 轟もしない

君の手にある鉱石も色あせています

あなたの言霊は線香花火

大きな海で身を包んで

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る