劣等感に苛まれ、なんとなく生きていた青年、律佳は、ある雨の夜に不思議な青年、“海”と出会います。意気投合する二人でしたが、次の朝目覚めると海の姿と共に彼の記憶も無くなっていて……。律佳は海の痕跡を探す内に人の魂を喰らう存在『影』と『影を狩るもの』と関わっていくことになります。そしてそれは、自分自身の劣等感と向き合って行くことに。物語が進むにつれて、やがて律佳はある大きな決断をすることになります。彼の決断と、彼らの絆の物語を皆さんも是非見届けて下さい。