第6話
「アナタはイセカイ転生をお望みという事で間違いナイでしょうか?…ハイ、了解致しました。それでは転生するにあたり『特典』の付与を行います。これは選択式ではナクご自由に…アノ…少々距離がチカイので下がって頂けますか?えぇ…そう、その辺りで…アリガトウございます。では改めて、転生『特典』デスが、ご自由に『創造』して頂いて構いません。正直、ワタシの管轄するセカイは行き詰まっておりまして…新たな、独創的なモノを求めております。制限は設けないつもりです。お好きなモノを…はい、どうぞ。…えぇと…ソレは…既に二世紀程前から存在しておりますネ。基礎技術レベルよりももう少し…。はい、ドウゾ。…あー…そういった道具は自動販売機で買えるようになってマスね。もう少し一般的でないもののホウが…。あら?そのようなお顔をサレテどうしました?今から行くセカイの説明?…あア!!これは失礼しました!アナタがこれから行く異世界は『生物と機械という存在が融和してから二千年程経過し、今まさに新たな存在を求めている世界』デス。アナタは転生における必要書類の得意分野に『独創性』と『オリジナリティ』とありましたので、ピッタリかと思いまして…え?エス…えふ?なんですか?ソレは?…ともかく、それはあまり知らないから分からないと…スミマセン。何を言っているか私には理解出来ません。もしかしたらアナタの知識レベルが高すぎるせいかもしれまセンね。私の勉強不足です。モウシワケありません。とりあえず『アナタの考える力を一度だけ習得出来るスキル』を付与しておきます。あなたならキットやれますよね」
「サァ!誰もが創造し得なかった未来を!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます