第6話 芸能界

 私、星野希星きららが言われた喫茶店で待っていると、

田中慶介は現れた。


 「で、この僕に遠藤愛の何が聞きたいの?」


 私は無言のまま、千円札を彼に差し出した、

彼が、千円札に触った瞬間、私は彼に命令をした。


 「今、渡したお金のことは、忘れて」


 「はい、わかりました」


 どうやら、一緒に触っても、命令をしないと金は消えないようだ、

そうでないと、買い物とか出来なくて困ることになる。


 「率直に言うわ、遠藤愛の悪い噂を流して欲しいの」


 「わかりました、でもそんなことしなくても、

彼女潰れると思いますよ」 


 「へ、それはどうして?」


 「実は、彼女覚せい剤の噂が耐えない、吉井学と付き合ってまして、

彼女自身もやっているのではと、持ちきりで」


 「ただ、吉井学は芸能界の大手事務所なので、

面と向かって書くわけには、行かず野放し状態なんですよ」


 「それ書くことできる」


 「勿論出来ます」


 「そう、じゃあお願いするわ、それと私からの依頼はすべて忘れてね」


 「はい、わかりました」


 私から、別れてから数分後に某掲示板に、彼女の情報が載った、

しっかり顔写真つきで、吉井学との2ショットだ。


 あいつ、元から出せるように用意してたのかよ、

どおりで、私が彼に話した時、どこで情報を掴んだだって顔してたわ。

 

 

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