Epilogue 異世界からの使者
地球とは異なる世界にあるベステリア王国では、現在謀反を起こした将校による軍事クーデターが起こっていた。彼らの主張は古くなった政治主義を軍事主義に交換するという事で対する王国側は、将校たちの逮捕を目的としていた。
しかし、軍装備を整えていなかった王国側は兵糧するしかなかった。
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地球歴2468年7月。
西之島元航空基地がある西之島では、新たに政府非公式の傭兵手段が躍起し始めた。彼らの名称は傭兵部隊――メルセンナリィ・トゥループだ。
主な任務は、自衛隊や海兵隊などの組織からの支援任務や独立の手助けという作戦を国際的に応援している部隊だ。
自衛隊を支援している部隊の総称は第一傭兵部隊で、ジャップを指揮官とした32名の女性兵からなる精鋭部隊である。チェリーは海兵隊の支援だが、ゼロは高雄型重巡洋艦3番艦摩耶の復旧を担当している。
「上から指示だよ、ジャップ」
「どうした?嫌そうな顔をして――というより、珍しいな。チェリーが弱音を吐くなんて」
「言われてみれば……、そうだな」
「それで?」
「ああ。明日の演習先が、ブラジルのジャングルになるだとさ」
ジャップは二つ返事で了承すると、32名の女性兵達を分割して機甲科や砲兵科といった役職に振り分け始めた。
7日後、ジャップは滑走路で32名の部下と戦車や装甲車などの機甲車と共にC―130Rに乗り込み待機をしていると誘導係が外で叫んでいた。
「ココは立ち入り禁止区域だ、立ち去れ!」
ジャップは部下達を機内に待たせて、外に出ると今どき珍しい鎧を着た兵士と共に礼服のような服装をした1人の男がC―130Rに剣を向けていた。
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