Episode10 学習と祝辞

 2日目、最終日になるとさすがに学んだのか。女性兵達が2交代制になったといっても、まだまだ隙がある。

 しかし、これを期に戦線が崩壊した。

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「LOOK!木の上を見て!」

「撃て!撃て‼」

 ジャップはそれに対して、抗戦するが包囲された。

「あ、フリーズ取られたか」

 背後から肩を叩かれた事で手を挙げたと思わせてお土産手榴弾を仕掛けたが、無力化された。

「分かった、分かった。試合終了だ」

 恨みのような眼で睨まれながら試験を終わらせる照明弾を空に撃ち上げた、それを見たチェリーがブザーを鳴らして入隊試験が終わった。

「諸君らが俺から学んだことは、沢山あるだろう。しかし、戦場では俺よりも複雑かつ立体的になる――それを日頃から考え続けろ。良いな?」

 順番に名簿を呼び無事、32名の胸元にバッジを取り付けた。

「おめでとう、それとこれからは訓練と訓練の日々だ。心して取り掛かるように、じゃあ。今日はゆっくり休むように」

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 人というのは呆気ない者だ、いや。元海兵隊が鍛えた彼女達、新兵は屈強な兵士となるだろう。

 俺はジャップ、元海兵隊上がりの地獄の判別者ヘル・ジャッジだ。



※最終回では、無いですよ?


次回:新章突入か?

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