第102話
ダレンの活躍もあり魔物の数が減ってくる。
ラルク達は先へと進むと…
「どんどん魔物が強くなるな…エイト気をつけろよ」
「はい!」
エイトはあの盗賊から貰った短刀を構えて襲いかかる魔物の脚を狙って斬りつける!
すかさず倒れ込んだ魔物にジャックが噛みつき喉元を引きちぎった!
二人の息の合った戦いにラルクは嬉しそうに軽く笑う。
少し離れた場所ではダレンが男らしい雄叫びをあげて魔物を風魔法で切り刻んでいた…
「あっ!師匠!あれ見て!何か黒いモヤがあるよ」
エイトが気が付きラルクに知らせると…
「あった!あれを破壊するぞ!そうすれば魔物達の出現を抑えられる!」
見ると地面に黒い魔石が固まりとなって置いてありそこからモヤが出て魔物が次々に生み出されていた…
「駄目よ!近づけないわ!」
ダレンが進もうにも魔物達がそれを阻む!
「くそ!キリがない…仕方ない…エイト!ジャック!こいつと俺で魔物を引き付ける、その間にあの魔石を破壊しろ」
「は、破壊?どうやって!」
「その剣はなんのためにあるんだ!」
「うー…はい!」
エイトは覚悟を決めると…
「エイト俺に乗れ!近くまで必ず連れていく!」
ジャックが乗れと背中を見せると、エイトがジャックに乗る。
「行くぞ!おいダレン!根性見せろ、男だろ!」
ラルクが怒鳴りつけると
「あなたそれを言う!?この私に!」
ダレンはムキー!っと怒ると…
「オラァ!」
特大の土魔法をお見舞する!
大きな岩を形成して魔物達の上に降り注いだ。
ラルクは岩を器用に避けるとダレンの攻撃を上手く避けた魔物達を斬っていく!
「エイト!ジャック!」
ラルクの声にジャックは走り出すとそれに気がついた魔物達がジャック目掛けて飛びかかってきた。
ジャックは魔物達の頭を蹴って先に進むと…魔石の上へとたどり着く!
エイトはすぐにジャックから下ろされると…
「ここから先には行かせん!」
エイトを背に置きジャックは魔物達を睨みつけた!
「ジャック!」
エイトが心配そうにジャックの加勢に行こうとすると
「エイトはエイトの仕事をしろ!魔石を壊すんだろ」
ジャックが来るなと唸り声をあげる!
「そうよ!エイトちゃん頑張って!」
「早くしろエイト!」
みんなが魔物が近づかないようにとエイトを取り囲むと…
「はい!」
エイトは短剣を魔石に突き刺した!
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