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【以下長文】
話の都合上、グラシュもとい麗奈の心情を省いたので解説します!

もともと彼女自身、優しく感受性豊かで分析力にたける性格です。単純（頑固）な性格のカレッドとベールとは違い、前世のトラウマゆえにカレッドしか見てなかった彼女ではありますが“異空間”の気持ち悪さ、居心地の悪さをしっかりと味わいました。

ソレが今回の話で『風成の心情風景そのもの。普通少しでもあるはずの綺麗な風景がどこにもない』という事実を知り、衝撃を受けます。さらに風成の行動は“自己犠牲”。麗奈は【1】7話も含め数々の彼女の『異常な行動力』を目にしてました。今回のソレは本当に取り返しがつかなくなる。“風成”に消滅に見合う対価はない。

誰かの身勝手な行動で誰かが無駄に終わりを迎える。

彼女の魂の根本のトラウマはソレでした。

彼女の魂からしてみれば再び『理不尽に目の前で大切な存在が終わる』ことになる。

グラシュの決意と微かに残った“今世の自分の視野の広さ”。

それが再び、麗奈をよみがえらせました。

本当に極小の風成の叫びを、幾つもの補助を経て彼女は拾うことができたのです。