第17話帰宅
美月「待って陽太くん!」
と美月が陽太を止めた。
陽太「どうかしたの?美月さん」
そう聞くと頬を赤く染めもじもじしながらこう言った。
美月「帰り同じ方向だし、家も近いし一緒に帰りたいんだけど…駄目、かな?」
陽太「別にいいけど…」
美月「じゃあ一緒に帰ろう!(やった!一緒に帰れる嬉しい!これって放課後デートってやつだよね?心臓ばっくばくなんだけど!)」
帰宅途中
美月「陽太くんの好きな食べ物ってなに?」
陽太「俺が好きな食べ物…フレンチトーストかな、美月さんは何が好きなの?」
美月「私はママの卵焼きかなぁ~」
とそんなたわい無い話をしながら帰っていた二人そして話題はジムのことになった。
美月「陽太くんはジムで何しているの?」
陽太「普通に筋トレしているよ、ランニングマシンで走ったりとかダンベルとかベンチプレスを持ち上げているとかそういうのだけど…」
美月「私もジムに興味があるからさ、一緒に行ってもいいかな!」
陽太「(うーんまぁいっか)いいよじゃあ美月さんの家にいって準備できたらジムに行こうか」
美月「え!?いいの!?ありがとう!でも、陽太くんにだって準備あるんじゃ、あっここの十字路を左だよ」
陽太「俺は大丈夫、ジムにロッカーがあってお金払えば誰でも貸し切りにできるから荷物はだいたいそっちに置いてる」
美月「へーそうなんだね、結構便利なんだねあっここ右だよ」
陽太「それで、どうしてジムに興味を持ったの?」
美月「私も体を動かすことが好きだけどなかなかいい部活がなくて、家で運動してたんだけど
陽太くんの話を聞いてジムに行くのもいいかもって思ったのあっ着いたよここが私の家です」
そういって着いた先には、一般人では到底住めないような家に着いたのであった。陽太が驚いていると
美月「ただいま~、陽太くんも上がって」
陽太「えっ、いやいいよ俺はここで待ってるから」
美月「駄目だよ?命の恩人を外で待たせるなんてことできるわけ無いでしょ?」
と手を引かれる陽太。
陽太「えっちょっ美月さん!?」
家に入るとそこには美月の母親曙朝陽がいた
朝陽「お帰りなさい美月あら?今日はお赤飯の日かしら?」
美月「ママ!?何言ってるの!?」
朝陽「だって美月が男の子を家に連れてくるなんて初めてじゃない」
美月「ママは余計なことは言わないで!!
陽太くんすぐに、す·ぐ·に準備してくるからちょっと待ってて!!」
朝陽「あらあら慌てちゃってごめんなさいね騒々しい子で」
陽太「いえ、気にしてません美月さんのお母さんですか?初めまして自分の名前は影臼陽太です」
朝陽「これはご丁寧に私は美月の母で曙朝陽といいます陽太くんは特別に朝陽さんと呼んでいいわよ、それと一つ言いたいことがあるのだけど良いかしら?」
陽太「(何だ?美月さんの母親とは初対面のはずなんだが…)…なんでしょう?」
朝陽「そんな畏まらなくていいわよただお礼を言いたいだけなの美月をあの子を助けてくれてありがとう」
陽太の手をとり涙を浮かべながら言う朝陽。
朝陽「美月はねやっとできた私たちの大切な1人娘だったから…ごめんなさいね年を取ると涙もろくて…」
陽太「いえ、こちらこそお礼を言って貰えるなんて思ってもいませんでしたからとても嬉しかったです」
朝陽「ふふっ、本当に陽波さんの言う通りなのね!」
陽太「えっ?母さんがどうし」
美月「ああー何で母さんと陽太くんが手繋いでいるの!?なにもしないでって言ったじゃん!!」
陽太「美月さん準備はできたの?」
美月「陽太くんママにはパパがいるんだからね!」
陽太「えっ?何の話?」
美月「はぁ~まぁいいや準備できたから行こう!」
陽太「えっ、うんわかった(何だったんだ今の)」
朝陽「どこ行くの?」
美月「ちょっとジムに行ってくる」
朝陽「門限前には帰ってくるのよ?」
美月「分かってるってじゃあ陽太くん行こう行ってきま~す」
陽太「失礼します」
そうして二人はジムに行ったのであった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます