第12話退院した
ナースコールを押して看護婦さんを待っている間
陽太「俺が寝ている間にそんなことがあったのか…」
美月「あの…陽太くん私を3回も助けてくれてありがとうございます!」
陽太「えっあっうんどういたしまして?(ん?3回?2回は分かるけど…3回目ってなんなんだ?)」
美月「あはっ何で疑問系なの?陽太くんって面白いよね!」
陽波「もう、そこはシャキッとしなさいよ!ふふっ、ところで陽太汗かいてびっしょりじゃない着替えはそこの棚の中にあるから着替えなさい」
陽太「わかった」
そう言うと、脱ぎ始めた陽太
美月「んぇ!?ちょっ陽太くん!?」
陽波「陽太…美月ちゃんがいるんだから…」
陽太「あっごめん気付かなかった…」
陽波「とにかくカーテンの向こうに行くから待ってて」
陽太「うんわかった」
カーテンの裏で
美月「(陽太くんの裸見ちゃった!!えっ体育の時も思ったけどやっぱりムッキムキ何だ…腹筋バッキバキに割れていたし…ジムとか行ってるのかな?ヤバい顔がめっちゃ熱い…)うーヤバいなぁ…」
陽波「どうだった?息子の筋肉はすごかったでしょ?毎日朝と夕方ジムに行ってるのよ~」
美月「そうなんですね…って何言ってるんですか陽波さん!?」
陽波「好きなんでしょ?陽太のことが」
美月「な、なな何で知ってるんですか!?」
陽波「この5日間見てれば分かるわよそのくらいね、まぁ1人気付いてない子がいるんだけど…」
陽太「着替え終わったよさっきよく聞こえなかったんだけどなんの話してたの?」
美月「えっと…」
陽波「ただの世間話よ」
看護婦「どうかされましたか?あっ目が覚められたのですね!おめでとうございます!」
陽波「こちらこそありがとうございます!」
看護婦「良かったですね!彼女さんも!」
美月「別にまだ彼女って訳では…」
陽太「あっ彼女じゃないです」
美月「えっ?」
陽太「ん?どうしたの?」
美月「いや何でもない…そんなすぐに否定しなくても…」
陽太「そう?何でもないならいいんだけど…」
看護婦「あー…では先生呼んできますね!」
先生「傷口も綺麗にくっついてますし、検査の結果、体にも異常は見つからないので今日退院できますよ」
陽波「良かった~ありがとうございます先生」
そうして無事退院することができた陽太
車で美月を学校へと送ったあと家についた。
陽太「ふぅ~今日は色々あったなぁー明日は学校か授業大丈夫かな?」
陽波「お風呂沸いたわよー」
陽太「はーい」風呂からあがるといい匂いが漂ってきた。
陽波「あら?もうでてきたの?もうちょっと暖まってきても良かったのに…御飯できたから食べる?」
陽太「うん、食べる…やった!シチューだ!
嬉しい!いただきまーす!」
するとそこに電太郎が仕事から帰ってきた。
電太郎「ただいまー」
陽太「お帰り父さん仕事は?」
電太郎「電話で退院したって聞いたから早めに仕事上げてきた、はいこれ退院祝いだよ」
そう言って渡してきたのは男物のかっこいいバックだった。
陽太「えっいいの!?こんな高そうなの…」
電太郎「これから必要になるかもしれないからね…」
そして久しぶりの家族揃っての食事に話が弾んだ…
部屋に戻った陽太は筋トレをしたあとお風呂でシャワーをしたら明日に備えて寝たのだった。
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