第11話4日目
先生「本日は貴重な休日の最中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
今日の話し合いでは、先日起こった事故の経緯などを話したいのですが…その前に今回の事故は、完全に学校の落ち度であり、今回怪我をした影臼くんのことは誠に申し訳ありませんでした!
また病院費などのことはまた後程お伺いしたいと思います。
えーそれで、事故の経緯ですが…まず事故の場所に何故いたのかと言いますと、そちらの曙美月さんが聞きたいことがあったそうでそこに一緒に移動したそうです。そして、色々喋り終えたときにそこにあった木材や鉄パイプを支えていた金具が老朽化していて壊れたんですよ。そして曙美月さんの上に落ちてきて避けようとしたが足を捻ってしまいそこを影臼陽太くんが身を呈してかばったことが、今回の事故の経緯です…」
と話は進んでいき
先生「えー何か御質問等はございませんか?…
では説明会を終わりたいと思います今回は誠に申し訳ありませんでした」
話が終わり陽波と電太郎が病院に行こうとすると…
?「すみません、少し時間をもらえませんか?」
電太郎「はい、なんでしょうか?」
?「申し遅れました私の名前は曙妖炎(あけぼの ようえん)と言いますこれは自分の名刺です」
?「妻の曙朝陽(あけぼの あさひ)と申します」
電太郎「これは御丁寧にどうも…名刺まで、曙というと」
朝陽「そうです先程紹介された曙美月の母です」
妖炎「曙美月の父ですうちの美月から言いたいことがあると言うのでお時間をとらせていただきました…美月」
美月「はい…影臼くんのお父さんお母さん今回は本当にすみませんでした!!私があんなところに連れていったせいで影臼くんが…ぐすっ
怪我してしまって…ぐすっ本当に、ごめんなさい…できれば影臼くんにも謝りたいので影臼くんが運ばれた病院を教えてもらってもいいですか…」
陽波「えーと美月さんっていったわよね?」
美月「はい…」
陽波「陽太にあった時なんて言うつもりなのかしら?」
美月「ごめんねと…精一杯謝りたいですそれが私にできることだと思うので…」
陽波「なら、会わせることは出来ません」
美月「え?ど、どうしてですか!?」
陽波「まぁまぁ落ち着いて、正直に言うと話を聞く限り言い方が悪いかもしれないけど陽太は美月さんを見捨てることができたはずです…
親としては自分の身を大切にして欲しいと思う
反面そこで陽太が美月さんを助けたことに親として誇らしくも思っています、陽太は昔心に大きな傷を負っています、なので心配してたんです、いざというときに人を守れるかって…なので美月さんには謝って欲しくありません、私も主人も陽太がした決断を尊重したいのです、ですのでこう言うのならいいですよ?ありがとうって…
誉めてあげてください、恥ずかしい話あまり私たち誉めてこなかったからこんなに可愛くて誠実な美月さんに誉められると陽太嬉しいと思うんですよ」
美月「はい…わかりました!ありがとうって伝えたいです!」
妖炎「良かったな、美月」
朝陽「良かったわね!」
陽波「今から病院に行くのですが一緒にどうです?」
美月「いいんですか!?パパ、ママ行こう!」
妖炎「そうだね自分の娘の命の恩人だからな
一目見ておこう」
そうして家族ぐるみの関係が陽太の知らない内に始まったのだった…
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