第3話学校での出来事
その後、普通に学校に着いた陽太はいつものように机に突っ伏していたが、朝動きすぎたせいか少し眠くなってきていた。自分の席につくとそのとなりにはクラスのマドンナ曙美月とその友人たちがいたのだった。
「でさー」「ウソ~」「…たんだー」
「マジで!?」「やばくない!?」「その時に…」
陽太(曙さんたち今日も仲がいいなぁ~………眠いし一時間目の始まりまで寝とくか)
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美月「でさー今日さーいつものように近道しようと思って路地裏を通ったらさー男に詰め寄られたんだー」
渡辺真鈴「えっマジ?誰?言ってくれたら潰すよ?」
野沢敦子「このクラスのやつじゃないよね?」
美月「違うよ~知らない人だった~」
渡辺「マジで!?えっ大丈夫だったの?」
野沢「やばくない!?何もされなかったの?」
美月「その時にフードを被った人に助けられたの!警察呼んでる振りをして!いやーかっこよかったなぁ~でもすぐにどっかに行っちゃったからお礼をいいそこねたんだよね…」
渡辺「へぇ~その人の特徴は?(美月が男の人を誉めるなんて珍しいわね…)」
野沢「どんな感じだった?(これは聞かねば…)
美月「身長は私より高いかな~声が爽やかでさ~綺麗だったんだよね~!」
渡辺「フムフムなるほどねぇ~」ニヤニヤ
野沢「ふーんそうなんだぁ~」ニヤニヤ
美月「な、何よ二人してニヤニヤして」
渡辺「いやぁ~べっつに~遠くからでも分かるんだと思って、ねぇ?あっちゃん?」ニヤニヤ
野沢「うんうん、ちょっとしかあってないはずなのによく特徴を覚えているんだなぁ~と思っただけよぉ~ねぇ?まっちゃん?」
渡辺「そうそう」ニヤニヤ
美月「べっ、別にただの恩人ってだけだから!
気になるなぁーってだけで好きって訳じゃなぃあっ」
渡辺「ほーほーなるほどなるほどこれはもしかして?」
野沢「もしかするかもしれませんぞ!あの告白してくる男子たちをバッサリ切っていた美月に
ここまで言わせるとは…これは確定では?」
美月「まって!今の無し、無しだから!!だいたい誘導尋問してきたのそっちじゃん!だから無効でーす!」
渡辺「おっとー1時間目の授業が始まる時間だー(棒読み)」
野沢「私まだ準備してないんだったー(棒読み)」
美月「ちょっと!?二人とも!?」
渡辺、野沢「じゃーねー」
美月「全く二人とも私をからかってばっかりなんだから…」
ふと隣をみると、
陽太「すぅーすぅーすぅー…」
美月(起こしてあげなきゃ…)
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