第5話 (後編)

『いくよっ!最初はグー!ジャンケンポン!』

『ポンッ!』

私は来海に合わせるように手の形がパーになるよう出した。

対して来海はチョキだった。

一回戦目は私の負けだ。

『よしっ!』

来海が嬉しそうに跳ねる。

『来海。下、春さんいるから静かにしないと』

『そ、そうだった!』

『さて、私は脱ぐか…』

私は躊躇いもなくズボンを脱いでいく。

この勝負は必ず私が勝つ。

来海を辱めて、えっちする。

それが今日の目的。

来海は少し…いや、だいぶ可愛すぎると思う。

仕草がいちいち可愛い。

体からは甘い匂いするし、近くで話す時とか息がかかって興奮してしまう。

『紫穂、早く入れなよ』

来海がニヤニヤした表情で私のパンツにローターを入れるのを促す。

『わかってる』

このローターの強さは計り知れない。

来海だったら多分10秒もたないだろう。

『これ、10秒入れるルールでいい?』

『ん。いいよ』

私はパンツの中を少し露わにしローターを挟むように置く。

『紫穂ってやっぱり…見せつけてるよね?』

『別に。来海が見てるだけだよ。そんなに私の体に触れたい?』

『えっ!?そ、そりゃあ、まぁ、紫穂を私の手で気持ちよくさせられるならさせてあげたいけど…』

むぅ…素直じゃないか。

照れさせるつもりがこっちがやられてしまった。

『それじゃあ、始めるよ』

ローターのスイッチを押す。

ヴヴヴヴヴヴと音を立てて私の秘部に振動が伝わる。

『ん、』

思ったより激しい。

この時間は耐えれるが次耐えられるか心配になってくる。

『ん、ん、ん、じ、じゅ、10秒…はぁ』

体が熱い。

来海とヤってる時より激しくされてるのは重々体で感じれた。

でも、一度で私をイかせたりは出来ない。

所詮は機械。

来海と違って愛がない。

『次、行こうか』

『そ、そだね…』

来海も気づいたんだろう。

この機会がどれほどまでに強いのか。

だからといって、負けるわけにはいかない…!

『ジャンケンポンッ!』

私がグーで来海はチョキ。

『私の勝ちだね』

『うぅ〜、つ、次は負けないから…!』

来海は上着から脱いでいき、可愛いブラが露わになる。

来海の決して小さくもなく、大きくもないキレイな胸を包むブラは来海の胸と合わさることで芸術品となる。

私だけの芸術品に背中が…体がソワソワする。

今すぐ、来海を襲いたいっ!

私は性欲を我慢して来海にローターを入れてあげる。

『入れるね』

『ん』

私が先程使ったローターはまだ濡れてはいなかった。

きっと来海が濡らしてくれる。

『緊張してるの?』

『ひぐっ…!』

パンツという装甲もなく、硬くなった来海の秘部を触る。

『し、しほちや…それは…はんそ、く』

『そうだね。ごめん』

『ふぅ』

来海を解放してやる。

本当だったらそのまま舐め回したかった。

『スイッチ入れるから』

『んにゃぁ!』

来海の体が縦に揺れる。

まだ、イッてはないようだが時間の問題といえるだろう。

時はすぐ来た。

開始3秒も経ってないころ来海から声が漏れ始める。

『ん、ん、あ、い、イッ…!ん、そ、そこは…だ、んんん…い、イグッ…あああっ!!♡』

『来海…えっちすぎるよ』

まだ序盤だというのに来海は愛液を無惨に出していき座り込む。

ローターはまだ止めていない。

来海が私の最高の芸術品になるのを私は私によって特等席で見れている。

止める理由が見当たらなかった。

座り込んだ来海は今尚もローターに体を蹂躙され体をくねらせている。

『し、しほちゃっ…!と、とめて。お、おねがい…』

涙目になった来海が私にお願いする。

『・・・わかった』

『ふぅ…ふぅ…ふぅ…ひ、ひほちゃん…ずるいよ』

『ごめん。つい夢中で…』

『床びしょびしょになっちゃった…』

『そんなの気にしなくていいよ。これからまたシミが増えていくんだから。見て。来海のパンツ濡れてるよ』

指摘された来海はすぐに隠す。

『み、みちゃダメ…』

『それは…無理な話だよ来海。元はといえば来海がえっちなのがいけないんだから』

『そ、そんなことないもんっ!』

『いや、あるよ。それより』

来海をベッドの上に押し倒す。

『機会より…私でイッてよ』

『し、紫穂ちゃん?』

自分で自分が嫌になる。

最初は楽しい勝負だと思った。

でも、機会が時にイカされる来海を見てるうちにもやもやした。

私が…来海を一番気持ちよくさせられる。

そう…思った。

『怖くないから。今日は私の思い通りになって来海』

『・・・・・うん。紫穂ちゃんなら…いいよ』

来海の目の色が変わる。

『ありがとう来海』

私はいつも通り来海の下を攻めるわけだが、これではいつもと変わらない。

私は来海の枕と私の枕を見つけると、それらの枕カバーを取り来海の両手を結ぶ。

『えっ?紫穂ちゃん…?』

『これで逃げれないね来海。激しくされるの…好きでしょ?』

『そ、そんな…ひゃんっ!』

私の指が来海の体を射止める。

的確に来海の気持ちい所をついていく。

腕が動かない分来海の腰はいつもより激しく揺れる。

『来海。どう?』

『ど、どうって…わ、わからない…んんっ…♡き、気持ちい…気持ちいよ紫穂…♡!い、イクッ…イッちゃうよ紫穂…あぁぁぁんん♡』

『はぁ…はぁ…く、来海…私で感じてくれてる?嬉しい…。もっと…もっと激しくするから』

来海の中に舌を入れる。

特有の甘い…来海の匂いと味。

『き、汚いよ…んんっ…!』

『ううん。綺麗だよ来海』

『だめ…ダメ…し、しほっ…あ…ん゛ん゛ん゛ん゛っ!』

来海から大量の愛液が床に散る。

これくらいでいいだろう。

来海の体がもたない。

『はぁ…はぁ…く、来海…私の方がいいでしょ?』

『うん。紫穂ちゃんが一番』

『ふふっよかった』

来海の唇にキスをする。

赤く染まり、息の荒い来海の顔はもっとしてと言っているみたいで…。

『ちゅっ…ちゅっ…ん、はぁ…ん、く、来海』

『ん、ちゅ…んん、し、紫穂…』

私たちは数え切れないほどのキスを何回もする。

このまま夜が明けて朝が来る。

そうすれば、私と来海は学校も休んできっと続きをするんだと思う。

でも、それは叶わぬことで全てには終わりがある。

部屋のドアが開いた。

『えっ』

『『・・・・・・』』

入ってきたのは来海のお母さんの春さん。

体が急に寒くなる。

私たち三人は何も言うことなく止まったままだった。

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