第5話 (後編)

『いくよっ!最初はグー!ジャンケンポン!』

『ポンッ!』

紫穂に合わせて私はパーを出した。

対する紫穂はチョキ。

一回戦は私の負けだ。

『やったー!それじゃあ、脱いで来海。あと、これを仕込ませて…』

『うぅ〜!次は負けないからねぇ!』

上着のパジャマを脱いで下着が露わになる。

その間紫穂は私のパンツの中にローター仕込ませる。

少し硬い…。

パンツと私の秘部の隙間に埋まるように入る。

『それじゃあスイッチオン!』

ヴヴヴヴヴヴと音を立てて私の秘部に振動が伝わる。

『んんっ…け、結構強い…』

『最大値だからね。すぐ辞めるのもつまらないしあと10秒ね』

『えっ!?理不尽だぁ!んぁ…♡』

『あれ?来海相変わらず感度いいね』

『んん…あ、あと…な、何秒?』

『6秒』

『6秒も!?んぁっ!ん、ん、んん…あぁぁ♡』

『4…3…2…1…0』

紫穂がボタンを押してローターを止める。

『はぁ…はぁ…』

『頑張ったね。それじゃあいくよ』

『ちょ、ちょっと…待って。かなり疲れた』

『早いよ来海。私の時は全然疲れないくせに。妬いちゃうよ』

『妬かなくていいから。来海とのえっちは楽しいけど、こっちのはなんか…一方的だよ』

『そうだね。でも、私は来海が一方的にヤられてる姿見るの好きだよ』

『くっ!』

この女…。

次は絶対勝ってやる…!

『それじゃあ二回戦やろっか』

『いいよ。最初はグー!ジャンケンポンッ!』

私がグーで紫穂もグー。

『あいこだね。あいこでしょっ!』

『はいっ!』

私がパーで紫穂がチョキ…なんで!?

二回連続で負けた…。

『また私が勝っちゃったね。さ、脱いでブラでもズボンでもいいよ』

『うぅ…下脱ぐ…』

私はズボンをゆっくりと脱いでいく。

露わになったパンツには大きなシミがついていた。

『やっぱり来海はえっちだね』

『ホント…最悪』

『それじゃあ、スイッチオン!』

『んんっ!』

ローターが動き始める。

さっき一度激しくされた体は簡単に落ちていく。

『んなぁっ!い、イクッ…イクッ…あぁぁ!!!』

足が震えて床に膝をつく。

紫穂の時は違う、一方的に犯された私は体から液が漏れ出す。

パンツに収まりきれなかった液は太ももを伝っていく。

『さて。そろそろ三回戦に…』

『ちょっと待って!わ、私もうイッたんだけど』

『でもまだ全部脱いでないよ?』

『それはっ!そうだけど…なんか、違う気がする』

『何が?』

『紫穂に侵されない私なんて、なんか違う気がする』

『・・・・来海』

『こればかりは私のエゴだと思うけど、私はこんな玩具に犯されたくない』

『それじゃあ、勝とっか』

『・・・は?』

『えっ?』

紫穂がキョトンとする。

なんで!?

『わ、私の話聞いてた?』

『え?うん。来海が勝てばいい話だった』

『お、おまえぇ…。そうだ。コイツ以外にえっちの時話聞かないやつだった。それは分かりきったことだったじゃないか…』

『来海。口悪いよ。お前じゃなくて紫穂でしょ』

『くっ…!』

そこまで言うならやってやるし!

絶対次勝つからなっ!

『いくよっ!』

『オッケー』

『最初はグー!ジャンケンポンッ!』

『ポンッ!』

私がパーで紫穂がチョキ。

またも私の負け。

『嘘…でしょ』

『来海ジャンケン弱いね。でも、今回は私が来海を犯してあげるね。ローター貸して。あと、どっちか脱いでね』

私はパンツを脱ぐことを決意する。

『わぁお。すごい濡れてるね』

紫穂のいう通り私の秘部は完全に濡れていた。

ドロドロしていて少し気持ち悪い。

『来海もそろそろ私に犯されて欲しいころでしょ?』

『そ、そんなこと…』

『私は早く来海を犯したくてたまらないよ。でも、来海がそうじゃないならまた、入れる?』

紫穂がローターを見せてくる。

『い、いや…』

私はもう入れる勇気はなかった。

『いいよ。選ばしてあげる。私かこれか』

『・・・紫穂』

『そうだよね。可愛いよ来海』

紫穂がローターのスイッチを押す。

『新しい使い方教えてあげる』

紫穂が私をベッドに押し倒す。

紫穂が私の秘部に指を挿れる。

ローターよりか弱い刺激…でも、ちゃんと愛を感じれる。

『あっ…♡し、しほっ…!激しいっ♡』

『足りなかったよね。玩具には愛が足りなかったよね。私は来海をたくさん愛してあげれる。だから…ね?私で感じて来海』

『はぁ…はぁ…し、しほっ…しほっ!すきぃ…だいすきぃ!』

『私も大好きだよ来海。これ使ってもいい?』

紫穂が手に持ってるのは先ほどまで使っていたルーター。

正直怖い。

でも、紫穂が使ってくれるなら託そうと思う。

『いいよっ…!しほならっ…あっ…♡』

『それじゃあ、ブラの中に入れるね』

『んぁっ、あぁぁ…い、いたい…ち、ちくび…おかしく…なっちゃつ』

『今の来海敏感だからね。もっと激しくしてあげる』

『ダメぇ、これ…いりょうは…だ、あぁぁぁ…!』

紫穂の指が激しく奥深くまでいく。

私の秘部からは愛液が止まらない。

部屋の中の匂いは私でいっぱいだ。

『来海…!大好きっ!』

『私も…!大好きっ!しほっ…しほっ♡』

『最後にもう一回イッて来海!』

『う、うん…んんっ!ひ、ひほっ!』

私の体からこんなにも液が出るなんて思わなかった。

私のベッドは濡れ、床まで散らばっている。

『はぁ…はぁ…紫穂。大好き』

『私も大好きだよ来海』

私達は裸になりキスをする。

何回も…何回も…何回やったか覚えてない頃。

瞬間、部屋のドアが開いた。

『えっ?』

『『あ、』』

三人の時が止まる。

ドア付近にいるお母さんは立ち止まったまま私と白を交互に見る。

どうしよう…どうしよ、どうしよ、どうしよう!?

私と紫穂は何も考えられないままボーとするお母さんを見つめていた。

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