第2話 気圧必勝法~日常生活改善編~
10月2日。
弊社は基本土日祝休みだ。だから今日土曜日も休みな訳で当然通勤もない。通勤時間がないのになぜ書いているかといえば、台風一過で晴れた外が気持ち良さそうで出掛けることにしたという至極簡単な理由である。
台風が近づくとだんだんと吐き気や頭痛、気だるさ等に悩まされるのは僕だけではないと思う。
そんな僕と同様に天気や気圧に体調を左右されがちな方々のために、気圧必勝法を2回に分けて書いていく。
ただし、あくまでこれは「僕の体というサンプル1体に効果があった気圧必勝法」である。なので万人に効くとは限らない。実践して効果がなかったからといって僕を責めないでほしい。いいね?
気圧必勝法その一、カフェインを減らそう。
コーヒー、紅茶、日本茶、ジャスミン茶、ココア、チョコレート、コーラ、エナジードリンク、エクセトラエクセトラ……現代日本には驚くほどカフェインが溢れている。
仕事に集中するためにも、リラックスする時間を過ごすためにも、カフェインはかかせない。でもそのカフェインをあえて抜く。
カフェインを飲まなくなると、最初は頭がぼーっとするだろう。なんせ我々現代日本人は無自覚ながらも皆カフェイン中毒者なのだから。
今だけ、今だけだから……手を伸ばしたく衝動をぐっとこらえ肉体から完全にカフェインを抜いた時、低気圧が怖くなくなるのだ。
これは低気圧で苦しむその日にできる必勝法ではなく、毎日の積み重ねが鍵となる。元気なうちに始めてみよう。
せっかくなのでカフェインの代わりに飲むようになった飲み物も紹介する。
ペットボトル飲料で買う物は水、麦茶、フルーツ系のジュース。
自宅で飲む温かい物は、黒豆茶、ハーブティ(特にカモミールは飲みやすくてお気に入りだ)。
リラックスした時間カフェラテの代わりに飲む物は、甘酒、ホットミルク、ミルクセーキ、柚子茶。
……といった感じだろうか。
どうしてもコーヒーやカフェラテ、紅茶の味が恋しくなった時はノンカフェインデカフェインのそれらに頼ることも多い。意外と美味しいのだ。
気圧必勝法そのニ、ラジオ体操をしよう。
小学生の頃、誰しも一度は夏休みに聞いたことがあるアレである。じつはYouTubeにも音源があるし、探せば色々なところで聞くことができる。
とはいえ気圧で苦しんでるその日そのタイミングでラジオ体操をやれと言っているのではない。これもその一同様気圧の影響が少ない元気な時に習慣付けして行うのがオススメだ。
これは常日頃運動不足、できるだけ体育・運動部とは無縁の学生生活を送ってきたインドア派の方にオススメである。
ラジオ体操第一第二両方行なったとしてもたったの6分半で済むし、ハードな運動は何一つしていないのに全身の筋肉を使うことができる。
できれば朝、無理だったら夜に毎日。低気圧でしんどい日はやらない。1日1回毎日続けていると、いつの間にか低気圧がきても軽傷で済むようになった。
参考のため大変恥ずかしい話だけれども、サンプルである僕の万年運動不足の筋力不足だった頃の話をしよう。
ラジオ体操に挑んだ初日は最後まで通して体を動かすことができなかった。途中でギブアップした。目が回って視界がチカチカしてそのまま嘔吐したのだ。
嘔吐せずに体を動かすことができるようになったら、今度は両足ジャンプが登場した。ジャンプというのは思いの外体力を使うらしい。まるで全速力で走った後のように息切れを起こして見学していた親に笑われてしまった。
ようやく6分半通しでラジオ体操ができるようになって、調子に乗ってきた頃。腰をひねる運動をした瞬間、腰に痛みが走り思わずうずくまった。整骨院に行ったらグッキリ腰一歩手前だと診断された。まだ20代前半だったというのに。
大げさだって?
嘘や誇張が混じってるって?
これを読んでそう思った方はきっと底辺まで体力が落ちたことがないのだろう。それでいい。どうかその筋力を維持してくれ。
そんなこんなでガチガチの肉体を1日6分半程度ほぐすことをはじめて1年後くらいだったか。低気圧から受ける影響が軽くなった。
筋肉が少ないと低気圧の影響を受けやすいのだ。僕のあの頃の筋肉の少なさはさすがに異常だったと自覚しているけれど、運動不足筋力不足の方は騙されたと思ってラジオ体操を試してみてほしい。
そろそろ電車が目的地にたどり着いてしまう。
今回の内容をまとめると、「気圧必勝法~日常生活改善編~」といったところだろうか。
次回は低気圧で苦しむその日にできることを語りたい。
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