“裏垢”

(いやぁ...それにしても声ヤバすぎない...?)

「そ、そういえば!」

「はい」

「お名前...なんて呼べばいいですか...?」

「んー...じゃあ龍星でいいよ」

(龍星...どこかで聞いたことあるような気がしなくもない...)

「分かりました!私の事はみどりって呼んでください!」

「OKみどりちゃんね!よろしく!」

(ヒェッ...その声とちゃん付けはずるい...)


そんなこんなで2時間後


「キリがいいのでここでやめませんか?そろそろ眠くなってきたので...」

「分かりました〜ではまた明日一緒にやりましょうね!おやすみなさい」

(うわ...予約されちゃったよ好き)

とか思いつつツイッターを開いた


私はとあるYouTuberが推しなのだ。

その推しは結構有名で、クラスでもよく話題に出る。

その推しはどうやら最近裏垢を作ったらしい...

内心裏垢が気になりつつもあったが、どうせ見つからないだろうと思い少し落ち込んでいた。

そんな時こんなツイートが流れてきた。

「○○○で遊んでみた!フレンドさんと遊べて楽しかった〜♪」

と書いてあった。

(え、さっきやってたやつじゃん...繋がりたいな...)

とか思ってもどうせ繋がれない。

はぁっ...とため息をつき、ベットの中に潜り込んだ。


次の日の夕方

テレビを見てるとピコンと通知が来た

(誰だろ...龍星さんがいいな)

予想的中

内容は今から一緒にゲームをしようという内容だった。

(ハァァ...!とりあえず早く返信しなきゃ!!)

「いいですよ!通話かけてください」と打った


ピロンピロン

「もしもし〜!」

「もしもし笑元気だね!笑」

(あ、やべ...一緒にゲームできるの嬉しすぎたのバレたか...?)

「い、いや!ちょっと今日いい事あって!とりあえずゲームしましょ!」

と誤魔化した

龍星は「気になるな」と言いながらも追求はしなかった


ゲーム中


「後ここのやつとったら戻りましょう!」

「...」

「どうしました?」

「いやさ、俺昨日からずっと思ってたんだけど」

「は、はい」

「みどりちゃん、俺の声に惚れた?」

「エッ」

「...当たってる?」

「い、や、そんな、ことは、ないんじゃ、ないですかね、はい...」

「当たってるなこりゃ笑」

「てかなんでそうなるんですか!!??」

「いやだってツイッターでみどりちゃんのやつ遡ってたら『声低い人が大好きですぅ...』とかあったからさ」

「...ふぁっ」

(え、この人私に興味あるの!???何なの??!!好きなの!??)


「好きだよ」


(??????????)

「え」

「え?」

「...好き...だよ...????」

「うん。好きだよ?」

(ハアアアアアアアアアアアア...!!!!!)

「ハアアアアアアアアアアアア...!!!!!」

心の声と声が一致した瞬間であった

ピロン

「あ」

動揺を隠せず切ってしまった...

「今日はもう無理心臓もたない...明日謝ろ...」

とりあえずツイッターを開いた

推しが「可愛い」

この一言だけを呟いていた。


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今回は多めに書いてみました!!

書くのって結構楽しいですね...

次の投稿は夜か明日になりそうです〜

みどりちゃんどうなるんでしょうねッ!

自分に似すぎてて草

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