第4話 さよなら。
何で俺は……。
あの日、俺は癌で死んだと思っていた。
「ここはどこ?」
目が覚めるとそこは自分の部屋だった。
「なんで?俺は生きてるのか?」
物を掴もうとしたが、掴めなかった。
俺は幽霊になったのか……。
するとそこに1人の女性が現れた。
「あなたに願いを叶えることができる能力を
授けます。これで恩返しを行ってください」
「願いを叶えれる能力?」
「はい。ただし使えるのは3回まで。
それ以上は使えません。
あと、使うとデメリットも生じます」
「デメリットってなんだよ!?」
「それは使ってみてからのお楽しみ」
いつのまにかその女性は消えていた。
それが全ての始まりだった。
この能力のデメリット。
それは人を殺すことだ。
願い事は叶うとその人は死んでしまう。
その事実に気づいたのは
祐希と話している時だった。
もう遅い。俺が3人を殺してしまった…。
最悪だ。もう成仏されたい。
その時だった。俺の体が消え始めた。
「母さん、由美。ごめんな。さよなら」
もし、俺の願いが叶うなら俺は……。
「もう一度……みんなに会いたい」
さよなら、願い事 緑のキツネ @midori-myfriend
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