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僕達家族は今日妹が誕生日なので車で片道1時間の場所にある、ハッピーワールドという遊園地に来ていた。ゴールデンウィークということもあり、凄く混んでいた。前言撤回。凄くでは言い表せないほど混んでいた。どのアトラクションにも長蛇の列ができていた。こういう時は、待つのだるいな、並ぶのだるいななどと思う人が99.9%だろう。だが、僕達は別。なんせ並ばなくても乗れる券を事前に買っていたから。じゃあ、みんな買うんじゃね?と思うかもしれんが、この券、1人1万円、4人以上で割引されて8500円のため、家族連れの人とガチ勢と呼ばれる人しか買わない。と、脳内で勝手に分析していると最初のアトラクションが見えてきた。冬華は

「これに乗りたい!」

と言って指さした方向にはメリーゴーランドが。

妹様は最初にメリーゴーランドに乗るらしい。好きだもんなぁ、ここのメリーゴーランド。家の妹様は何かのこだわりがあるらしい。知らんけど。

まぁ、乗りましたけどね。その後もゴーカートに乗ったり、園内で貸出されている自転車に乗って楽しんだりしているうちに、夜になった。そろそろ帰ろうとした時に、「ギギギギ!!」と真上から音が鳴ると同時に建設途中のアトラクションから鉄骨が凄い勢いで落ちてきた。自分にも落ちてきたが、その時、父さんが俺の事を押して俺は助かった。が、俺を除く家族が鉄骨の下敷きになっていたので頑張って鉄骨をどかそうとする。誰も協力してくれない。しまいには動画を撮っているやつもいた。だから、「手伝ってください!!鉄骨をどかすのを。お願いします!!」と叫ぶも誰も助けてはくれなかった。

その後、救助隊が来たが、助からなかった。

side???

その神は今日の仕事として下界、要するに人間の住む世界を監視していた。それは昨日仕事をやけくそになってやってしまったからという理由もあるが、これが私の役割でもあるからだ。ミスというミスがなく、私、ヤケクソでやっても仕事できるじゃん♪と思っていた。そんな時、魂の扉が開く音がした。しかもその扉は神のミスで人が死んだ場合に開く扉で、開いちゃいけないやつだった。彼女は顔は青ざめていた。

「やっちゃった…やっちゃったよ…」と言う声が虚しく響いていた。



後書き

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