目が覚めたら、知らない天井と、横には師匠がいた。俺はあの後、気を失っていたらしい。

目が覚めたと同時に、無事で良かったと言って泣いていた。そこに医者が来て話を聞くことに。

内容は最悪だった。

母も父も妹も当たりどころが悪く、即死だったらしい。

また、警察からも話を聞くと、整備不良との事。

その言葉を聞いた瞬間、悲しみを通り越して殺意が湧いてきた。整備をしてこなかった会社にも、傍観者の奴らにも。

帰り際、師匠が口を開く前に俺が

「師匠、これから寝ないで殺す気で剣の打ち合いをして欲しい。稽古をしてこの悔しさを忘れたい。」

と頭を下げる。師匠が「わかった、葬式と遺産のことが終わったらな」と言って了承してくれた。

後書き

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