第4話 ✨🤪✨✨

『じゃァ……、そうねェ。手っ取り早く心臓麻痺で良いかしらァ……✨🤪✨✨✨』

 茶化すように笑って、何かのリストに書き込もうとしていた。

 まさか、デ○ノートではあるまい……。



「嫌ですよ……。手っ取り早くッてえェ!!

 何をそんなぞんざいな扱いをしてるんですかァ!!」



『じゃァ……、やっぱり今、流行りの新型感染症コ○ナで良いわね✨🤗✨✨

 乗り遅れるとヤバいじゃン……!!』

 自分ひとりで納得するように『ウンウン』と頷いた。ヤケに楽しげだ。 



「どんだけ雑なんですか!! 嫌ですッて!

 新型感染症コ○ナで死ぬのなんて!!

 そんな流行なんて、いっくら乗り遅れても良いですよ!!」

 肺炎は、溺れるように死ぬというので、出来れば掛かりたくない。

 


『なによ。ワガママな子ねえェ……。

 童貞ボーイのクセしてェ……😒✨✨』

 キッと睨まれてしまった。


「いやいやァ、ワガママなのと童貞ボーイはなんにも関係ないでしょう!!」



『ふうゥン、じゃァ、なんで死にたいのよ。

 言ってご覧?!』


「いやいや、死にたくありませんよ!!

 そもそもなんで、死ぬのが前提なんですか!!」



『なんなのよ。こっちだって暇じゃないのよ。

 いつまでもワガママ言ってないで、早く決めてェ!!

 ッたく、反抗的ねえェ……✨😒✨✨


 最近の童貞ボーイは!!』

 冷たい眼差しでボクを見つめた。



「ッてェ、ぜんぜんボクはワガママじゃありませんよ!!

 いきなり会ったこともない女性から100日後に死ぬのなんて言われたら、誰だって反抗的になりますよ!!」



『わかったわ。じゃァ……、童貞をショック死したコトにしておいてあげるわね』

 ニコニコ笑ってボクをバカにした。



「どッ、どんなショック死ですか!!

 だいたい童貞をこじらせて、死ぬはずないでしょう!! 風邪じゃないんですから!」


『あらァ、童貞は万病の元なのよ!!』



「ですから、それは風邪でしょう……😓💦」



『乾燥した冬場は、ちょっと油断すると童貞に感染してしまうわ』

「いやいや、それも風邪ですよ……😓💦」


『もう面倒な子ねえェ……。じゃ、どうやって死にたいのよ!!』



「あのですねえェ……。そもそも死にたくなんてないですよ!! まだまだ!!」



『えェ……😳💦 ウソォ』

 相当、不満なようだ。



「ウソじゃないですよォ……😫💦」








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