第3話:なんだここ、エグいな
そのキャラ濃いそうな人(?)が言葉を発しただけで、教室がいきなり静まり返った。ん?なんだ?今の言葉がどおしたっていうんだ?私は目をパチクリさせながら、当たりをキョロキョロ見渡した。
「
「?」
「百瀬、お前__‥‥何いってんだぁ!思いっきり真琴じゃないか!お前どうしたんだよいきなり!」
___ドワッ!!__‥‥
(えぇーーーーーーーーーー)
私は引き気味に作り笑いをした。クラスメイトたちは大笑いしながら、私を指差した。私は真琴、そう真琴お兄だ。こんなこと毎日起きてるはず。これも適当に流しとけばいい___‥‥
(‥‥___できるかっ!)
私は思わず声に出しそうになったが、ぐっとこらえた。なんか最近私ツッコミする回数増えてない?私はそんなどうでもいいことを考えていると、皆の笑い声がどんどん大きくなる。いつまで笑ってんだコイツら。私はそうしか思えなかった。
「はいはーい!ホームルームだよぉ!」
ん?何だこの声。以上に高いぞ。あと言い方もなんか女子っp___‥‥
「まこちん、あきちんおっはよ〜!」
おわっ!?私が女子っぽいと言いかけたタイミングでいきなり目の前に一人の男の子が現れた。しかしその子は思いっきり顔は可愛くて、さっき行ったように声が高く、おまけに背が低く(多分私と同じくらい?)女子っぽい。
「あー、おはよー
北条さんがそういった。__と同時に、その奏?さんが私の顔を覗き込んだ。
「どうしたのまこちん。背低くなったぁ?僕と同じくらいになってるよぉ〜?」
「!!」
私は思わず反応した。っていうかよく考えてみれば他の奴らよく気づかなかったな。逆にすげぇよ。
「たしかに!よく気づいたな
「んもう!皆何で気づかないのぉ?僕が天才なのぉ?」
(うざっ)
その東雲さんは、ウザい。とにかくウザかった。私はよく漫画である、めんどくさそぉ〜な顔をして、めんどくさそぉ〜なオーラ(的なもの)を出した←という自己設定。それに気づいたのか、さっきの百瀬という人が私の手をぐいっと引っ張った。
『どうしたのだよ真琴。奏はいつもこんな感じなのだよ。どうしてそんな顔をするのだよ?』
___と小声で耳元にささやいてきた。私はびっくりすると同時に思った。
(語尾が”なのだよ”っていうのはわかったけど違和感ありすぎw)
何故か心のなかで苦笑をしてしまった私と、まだ耳元に手を添えている百瀬さんの前に先生が立ちはだかった。
「お前らまたホームルームの時間を無駄にしたな。今日も校長室行きだ。」
(え”ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)
私は叫んだ。校長室!?ん?聞き間違いじゃないよね!?でもまず”また”って言ったるということは、前にもあったんだよねこういうこと!?私がオロオロしていると、東雲さんが私のほっぺをつねった。
「__いっってててて‥‥何すんのいきなり〜!」
私は東雲さんの手を振り払い、自分の頬を軽く
「ゴメーン!なんかビクビクしてる真琴が可愛くてさぁ〜、ついつい。」
私はサァーっと血の気が引いていく音に気がついた。いや、その、ビクビクしてて可愛かったら、痛めつけてよいのだろうか?
「おーい。そんなんだから皆に恐れられてるんだよ〜!」
北条さんがその言葉を聞いた途端に何かを理解した。そう。この東雲さんは、‥‥‥‥‥‥ドSだ!!!!!!!!!
作者のコメント:すいません。1話の続きを書こうとしたのですがうまく行かなくて、多分まだ先になると思います。勘が鋭い人はどういうシチュエーションで、1話の続きが明かされるのかわかったんじゃないでしょうか引き続き頑張るので!応援よろしくおねがいします!僕の小説を読んでくれてありがとうございます!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます