第28話 龍斗の過去

俺はガデルの攻撃を躱しながら過去を思い出していた。




俺が17歳のとき。

いきなり俺は心臓を刺され死んだ。

そして気がつけば目の前に神がいて、チート能力とやらを貰った。

それからチート能力を使い冒険者になって稼いだ。



そんなある日のこと。


「リュウトさん。パーティーを組んでみてはいかがでしょうか。」


受付嬢の人がそう言った。

確かにAランクに上がって仲間がいたほうがいいなとは思い始めてた。


「まあ、いずれは…」


だが俺は運命の出会いを果たす。



そう、アキナに出会う。

当時のアキナはBランクであった。

赤髪に赤色の目、整った顔立ち。俺は一目で心を奪われた。

そして顔だけではない。

魔力そのものが美しい。

俺は彼女をパーティーに誘った。



だが入ってはくれなかった。

そこで勝負を申し出た。



負けた方が勝った方の言うことを一つ聞くというものだった。


俺はアキナが断ると思っていた。だが、


「受けて立つわ。」


勝負を受けた。

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