第23話 アキナ視点

私はリュウトと別れたあと『西』に向かっていた。


「はぁ、リュウトも懲りないわね。私なんかのどこがいいのかしら。」


そんなことを考えている内に木も草も生い茂っていない荒れ地に着いた。


「何も無いわね。確か村はもっと先立ったはず…ん?あれは、人?」


三角帽子を被った女の人が居るわね。


「あらあら、こんな所で可愛い女の子が何をしているのかしらぁ?」


話しかけてきた。すごい美人だ。


「お姉さんこそ、ここで何してるんですか?」


「あらあら。質問を質問で返すのね。困ったわぁ。」


「私はここには調査で来ています。私の名前はアキナ。貴方は?」


「アキナちゃんって言うのね。私はシスティラよ。」


「システィラさん。直ぐに王都に戻ってください。ここは危ないです。」


私はシスティラさんを王都に戻るよう言った。


「貴方こそ危ないんじゃない?とっても強い人が目の前に居るんだから。」


「え?」


その瞬間私は魔力を感知し後ろに飛んだ。

私がさっきまで立っていた場所には炎の柱が立っていた。それもとんでもなくデカイ。


「いきなり何をするんですか!?」


「今のを避けるのね。中々強いじゃない。」


「っ!なにを言ってるんですか!?」


「大方貴方はSランク級冒険者で三方向からの攻撃の調査に来たってところね。」


「何故それを!?」


「ふふっ。それはね、ここ…『西』を攻めてるのは私だもの。」


「なんですって!?」


「三英雄が一人『炎渦の魔女』システィラ。貴方はここで灰になりなさい。」


その瞬間システィラ…『炎渦の魔女』からとんでもない魔力が放たれた。


「この人は…倒す!!」


私達はお互いに杖を構えた。


──ステータス──

・システィラ 不明

レベル 12257

スキル 炎魔術

・炎魔法 Lv1569・魔力操作 LvMAX(最大Lv1000)・魔力感知・魔法威力強化 Lv345

称号 三英雄 炎を極めし者


体力.2300000/2300000

筋力.360000

防御力.160000

脚力.250000

魔力.6400000/6100000

英気.500000/500000

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