第24話 アキナvsシスティラ
「「ファイアーボール」」
二人の声が重なり激闘は始まった。
お互いの炎がぶつかり相殺される。
「ウォーターバニッシュ!」
水が激流となりシスティラに襲いかかる。
「ふん。」
激流はシスティラに当たる…寸前に蒸発した。
「っ!?熱気!?」
システィラは魔力で高度の熱気を生み出し蒸発させたのだ。
「まさかダブルなのかしら。まあ、それだけじゃ私には勝てないけどね。」
「くっ!ファイアーボルト!」
炎が雷を纏いシスティラに放たれる。
「雷属性まで使うのね。意味ないけど。シールド。」
無属性魔法を使うシスティラ。
無属性魔法は属性を持たず簡単に扱うことが出来る。ただそれとは逆に汎用性が高く魔法使いからは重視されている。
ファイアーボルトはシスティラのシールドに当たり消えた。
システィラのシールドはびくともしない。
(シールドが固い!?)
「次は私の番ね。」
システィラが杖をアキナに向ける。
「炎鳥。」
そう唱えると突如、巨大な炎の鳥が現れた。
「見たことがない魔法…まさか、オリジナル!?」
「察しがいいのね。死になさい。」
炎の鳥はアキナに向かって飛んでいく。
(身体強化!)
アキナは無属性魔法の中の一つ、身体強化を使った。
そしてアキナは横に飛び、炎の鳥を避ける。
「さようなら。可愛いお嬢さん。」
「なにを!?」
システィラがそう言うと炎の鳥は方向を変えアキナに向かって行く。
そしてアキナにぶつかり爆ぜた。
「ぐっ!」
アキナはゴツゴツした岩にぶつかりながら止まった。
「かはっ」
血を吐く。
「まだ生きてるのね。流石Sランク級ね。けど私は英雄なの。次元が違うわ。」
「…英雄?はっ!つまらないわね。」
システィラの言葉にアキナが鼻で笑う。
「なんですって?」
システィラは怒る。
「つまらないって言ったのよ。貴方は所詮は過去の人間よ。私は今を生きているの。貴方みたいに過去に囚われていないわ!」
「っ!この小娘が!そんなに早く死にたいのね!」
そしてシスティラが杖をアキナに向けた瞬間。
「やれるものならやってみなさい!」
アキナの魔力が爆発的に上がった。
周りの空気が重くなる。
「なに!?この魔力の濃さは!」
「私は…私達は!過去の人なんかには負けない!」
そう言うアキナの目は虹色に輝いていた。
──ステータス──
・アキナ 19
レベル 7368
スキル 全属性魔法
・炎魔法 Lv980・水魔法 Lv980・風魔法 Lv980・光魔法 Lv980・雷魔法 Lv980・氷魔法 Lv980・土魔法 Lv980・全属性魔法 LvMAX(最大Lv500)・魔法威力強化 Lv140
覚醒
称号 魔を極めし者 魔の神に選ばれし者
体力.1400000/650000
筋力.140000
防御力.120000
脚力.140000
魔力.4300000/3500000
覚醒時魔力.8600000/7000000
覚醒時魔法威力超絶強化
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