第22話 激闘の予感

「よしっと。現世に戻ってこれたな。」


俺は今東の森に居る。


「向こうから強い気配を感じる。近いな。」


俺はそっちに向かった。

そして村を盾で破壊しているバジルを見つけた。


「はははっ!人間がまさにゴミだ!これが俺達の怒りってもんだ!」


俺は声を掛けた。


「久しぶり…ってお前からしたらさっきぶりか。」


「む?先程殺したやつが化けて出てきたのか?」


「俺は生きている。」


「ならばもう一度殺されに来たということだな!」


バジルは盾を構え、不敵に笑った。

そして俺も剣を構え笑った。


「さぁ、リベンジマッチと行こうか。」




その頃『南』の廃村の前でリュウトと二本の剣を持った美青年、『西』の荒野の真ん中にSランク冒険者のアキナと三角帽子の美女がお互い向き合っていた。



3つの激闘が始まろうとしていた。

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