第8話 王都に着きギルドに行くと、Sランク冒険者がいた。
1ヶ月掛かり、ようやく王都に着いた。
「すごい人の量だ…」
王都には人が沢山いた。前の街とは比べ物にならないほどに。
「剣の看板…あれがギルドか。」
俺はギルドに入る。すると、1か所のとこに人が沢山集まっていた。
(なんだ?)
などと、思っていると。
なんだ…あの人…
中心には兜を被り、全身が鎧の男の人がいた。
だが問題はそこじゃない。
「何だこの威圧感は…」
周りにいる弱いやつらは気づいていないが、とんでもなくすごい威圧だ…
そして、体力の数値を見て、俺は絶句した。
・リュウト
体力.340000/340000
見た瞬間に鳥肌が立った。
この人は…Sランク……!?
そう、このリュウトと言う鎧の戦士はSランク冒険者だったのだ。
(次元が、違う…)
俺が絶句している間に、リュウトは冒険に出たようだ。
「リュウトさんやっぱすげぇよな!」
「今回は冥界龍討伐ですって!」
「SSランクの依頼だろ!?優しくて強いとか最高かよ!!」
…世界にはあんなに強い人がいるのか。
「俺も…Sランクになってやる。」
絶対に。
俺は今ここで誓った。
──リュウト視点──
俺はリュウト。鎧を着、兜をかぶった冒険者だ。
Sランク冒険者だ。
そして俺はさっきまで、ギルドで冒険者達に囲まれていた。
「どうやってそんなに強くなったんですか!?」
「さ、サインください!」
などと、聞かれる。
俺はいつもそれに応えている。
そして、今回は“ある冒険者”を見つけた。
(ん?あれは…)
俺の方を見て目を見開いている青年を見つけた。
(何を見て驚いている…?)
そして、その青年から放たれるオーラは他の冒険者とは違っていた。
凄いオーラだ。
(ステータス)
俺は心で唱える。
──ステータス──
・リュウト 25
レベル 2256
スキル 不可視剣 Lv34
・剣術 Lv62・剣気術 Lv58・剣技 Lv56
称号 地上最強の戦士 剣を極めし者 剣神ヴァルハラに選ばれし者 剣気術を極めし者
体力.340000/340000
筋力.420000
防御力.210000
脚力.240000
剣気.92000/92000
俺は地上で一番強い。
だからこそ俺はわかった。彼は何かが違う。Sランク冒険者を超える何かになる。俺はそう確信した。
その日は冥界龍討伐の依頼を受けギルドを出た。
いつか手合わせ願おう。
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