カイラ視点 2

あの後、カイラ達はテツトを探した。

だがタイミングが悪いのか、テツトは見つからなかった。


「テツトの野郎何処にいるんだよ?」


「無能のくせに、私達の手を煩わせるんじゃないわよ。」


「全くです。」


そしてカイラ達は最終手段として、受付嬢に聞いたのだが、


「すいません。冒険者の個人情報を教えるわけにはいかないんです。」


「はぁ!?なんでだよ!俺達は元パーティーだぞ!?」


「元パーティーなら尚更教えるわけにはいきません。」


「ちっ!くそが!」


悪態をつきカイラ達はギルドを出た。

それから色んな酒場を回り、金を積み情報を聞き出した。

そして居場所がわかった。


「なんであいつ王都に行ってんだよぉぉぉ!!」

テツトはもう王都に出発していた。

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