Design

物事をデザインすることは人が持つ根源的な活動かと思う。

何かをするとき必ず人間はデザインという行為を行っている。

例えば文字を書くとき、それはまた写生会で絵を書くとき。はたまた粘土で何かを作る行動を起こしているときによく行われる行為だと思う。

人間はデザインから逃げては生きることができない。たとえば今この文章を読んでくれている方々が簡単にわかるのは縦書きなのか横書きなのか。これも一つのデザインである。私は基本的に小説では縦書きを多用する。これは横書きの小説というのがないのが原因で本を読むように読んでほしいという事を考えてのデザインである。ちょっと設定が面倒くさいが縦書きに置き換えるように努力はしている。

デザインという行動を積極的に行う事は人生を楽しくさせる一つのエッセンスであると考えている。もちろんデザインに溺れてしまう人も出てくるだろうがそういうときはアウトプットを積極的におこなってどんなデザインが自分にとって必要なのかを考えてみるのが一つの要素だと思う。インプットだらけではすべていいものとして認識してしまいがちなのでよくないもの。自分には合わないものはとことん自分には合わないと突き通せばいいと思う。自分の納得するデザインのために活動することが根源的に必要なのである。最近は様々なデザイナーが存在するのでそれも参考になるので聞いてみてほしい。プロダクトデザインやマネジメントデザインなんていうのはもはや陳腐化してして久しい。お金の動きをデザインする。そんなのもデザインの一端なのである。あなたらしい何かをぜひデザインしてほしいと思う。

ちなみに私はサウンドデザインの専門家だが音という要素に対して様々なものが要因にして音そのものを評価できるのは一種の狂気じみた音専門家たちだろうと思う。

それを一般論に落とすのも私たちの仕事だ。ノイズキャンセリングだってバイノーラルだってかつては専門的な用語だったが今では一般論におちてきている。これは頑張った人が少なからずいるからだと思う。あなたのデザインももしかしたら○○○デザインなんて名前で世に出ることになるかもしれないのであきらめずにデザインしてほしいと思う。

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