東洋経済を読んでいた
ここ数日の話になるのだけれど授業があったうえに特に耳を澄まして聞くような授業でもなかったので東洋経済を読んでいた。GOOD DESIGN賞の常任の方から話を伺う機会があったのでそれこそかっぽじって聞くべきだったのかもしれないが賞に入ったある作品に興味を持ったのがきっかけである。それは700T型新幹線の話である。わからない人も多々いると思うので細かい説明をすると700系をベースとして台湾に導入された新幹線の型式である。ノーズを短くしたり、車掌室にドアがないなどの多くの改善を行って開発された同型だが今、岐路に立たされている。700Tが走り始めてもう10年くらい経つのではないだろうか。東海道新幹線ならもう新型が欲しい時期である。ここで困ったことが出てくる。700系をベースにしているのだが東海道新幹線ではすでに700系より新しいN700が退役している。半々くらいでN700Aと最新型のN700Sに置き換わっているのだ。それゆえにパーツが手に入らないという状態が起きているらしい。筆者としてはレールスターが700系なのだからまだまだパーツは手に入るのではないかと思うのだが機材を更新してほしい日本としては出すわけにはいかない政治的背景があるのだろうと思う。ここで出てくるのがN700Sに関するポジティブな記事である。既存16両編成から8両編成や6両編成などをフレキシブルに組めるように改善された点である。これなら台湾新幹線にも導入しやすいしどこぞで導入計画が進んでいる国も含めてこれはオプションとして大きく寄与するものだろうと思う。台湾新幹線は開通当初から赤字に悩まされていたという状況もあることからあまりコストをかけたくないというのが本音だ。しかし、ここにマジックがあって車両として輸入する際の導入コストはJRが導入する3倍という高額になっている事だろう。これはJRを介して導入するわけではなく日本政府が輸出する上に台湾仕様に改造を強いられさらには大量の編成を輸入してくれるわけではないので開発コストが一編成あたり上乗せされる。私個人の意見としては新幹線が海外で走ることに意味があるので日本は赤字だとしても輸出するべきだと感じているのだけれどどうも思惑はそうではないらしい。
話はここまでにしておいて、東洋経済をたまたま読んでいたわけだけれども知識欲をすごくくすぐられる話だったと思う。人間の三大欲求には入っていないが4大欲求くらいには入るのではないだろうか。知りたいことはいろいろとあるし、知らない世界はまだまだたくさんある。若ければ若いほどの見込みが早いのでいい。少しでいいから自分の専門分野を出て経済紙にでも目をやってもいいのかもしれない。
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