これを待ってた!『13日の金曜日 PART3』
さぁ、前回ちょろっと書いてしまいましたけど、いよいよ、皆さんの知っているジェイソンさんになる記念すべき作品です。
この作品まではこれといったサブタイトルはありません、ただただ3作目、PART3です。4以降からは何だかんだとサブタイトルが付きます。
さて、前作ではその前の作品の生存者を確実に仕留めに行ったジェイソンさんですが、今回は前作のファイナルガール、ジニーはお咎めなしです。その代わりに、地域住民を
ですがこれも、最初のフック、つまり、映画を見に来てくれた(あるいはVHSなりDVDなりを借りて/買ってくれた)お客さんに「今回もバリバリやります!」みたいな意思表明というか、選手宣誓みたいなね、アレなんじゃないのかと考えたらですよ。やっぱり彼、演出家の才能あるんですよ。これで今回もぐぐっとお客さんを引き付けるわけです。ご安心ください、第1作、第2作に引けを取らない活躍をしてみせます、ご期待ください、と。
さぁそんなこんなで物語は動き出します。
基本的にこの『13日の金曜日』、ジェイソンさん以外の登場人物はリア充です。第1~2作に関しては、キャンプ指導員ってやつの候補生らしくて、よっしゃ遊戯王カード持ち寄ってデュエルでござる! っていう系統のメンバーじゃないんですよ。ガリヒョロのもやしなんていないんですよ(眼鏡君くらいはいるけど)。何せキャンプの指導員を志す若者ですからね。パッと見はアウトドア大好きな爽やかなお兄さんお姉さんなんですわ。
まぁ、子ども達が寝静まってから遊戯王のカードバトルに興じても良いんですけど、ほら、良い年した大人のバトルっていったらそれはもうカードのやつではないんでね?(ゲス顔)
ただこの一見爽やかそうに見えるお兄さんお姉さん、ボス的な上司がいなくなるとすーぐ葉っぱ(合法かわからないやつ)吸おうとしたり実際に吸ったりしますからね。さすがは自由の国アメリカ。吸ってるのタバコかなって思ったら、そんな生易しいものじゃなかったでござる。
ですが、さすがにいわくつきのキャンプ場(もしくはそのすぐ近く)で指導員の訓練をするのはヤバいと思ったのか、第3作はキャンプ指導員がどうたら、っていう面々じゃないんですよ。もう普通のリア充高校生。どこからどう見ても私には成人男女にしか見えないんですけど、高校生らしいです。ほら、向こうの人って大人っぽいから。
それでですね、その高校生の持ち物の中にあるんですよ、ホッケーマスクが! 何をどうしたら、よーし、みんなで仲良くキャンプだぜ! っていう時にホッケーマスクが必要になるのかわかりませんけど、まぁ、おふざけが過ぎるお調子者の私物なので、まぁ良いです。ホッケーをするつもりだったんでしょう。それともアレかな? ザルと間違えたかな? 穴あいてるし。
それはそれとして。
はいキタ! ホッケーマスク来た! ですよ、こちらとしては。
ジェイソンさんといえばホッケーマスク。と思っている私からしたらですよ、「おっ?!」って、ちょっと椅子から腰を浮かせるところですわ。もちろん当時リアルタイムで見ていた方は『ジェイソン=ホッケーマスク』なんてイメージはなかったでしょうけども。
そんでそのホッケーマスクを手にしたのもですね、割と中盤なものですから、途中までは上手いことお顔は映っていない感じです。これ以降はホッケーマスクを余程気に入ったのでしょう、シリーズごとに微妙にデザインが違ったりする(それは後で知ったんですけど)ものの、ずーっとホッケーマスクです。キャラ作り完了、といったところでしょうか。
ただね、ジェイソンさんはサービス精神も忘れていない演出家気質の男。ホッケーマスクばかりではね、とでも言いたげに、必ず一度は素顔をチラ見せしてくれるのです。お顔にコンプレックスがあったはずなんですけどね、「ここまで見てくれたお客さんにだけ、特別だぜ?」といった彼なりのメッセージかもしれませんし、素顔を見せることで「類似品にご注意ください」という注意喚起なのかもしれません。
さぁ、そんなこんなでシリーズ3作目にしてやっと皆さんが知っている『ホッケーマスクの殺人鬼』というキャラクターが出来上がったジェイソンさんです。
というわけで次話は彼の凶器について語っていきたいと思います。
そう、皆さんが抱いている『ジェイソン=チェーンソー』という部分ですね。ここについても熱く語らせていただきます! 字数的に次で最後です。
もう先に言っちゃいますけど、ジェイソンさんはチェーンソーなんて一度も使ってねぇから!
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