さらなる衝撃『13日の金曜日 PART2』
前回のおさらいです。
ジェイソンといえばホッケーマスクとチェーンソー。
ジェイソンといえば『13日の金曜日』。
にもかかわらず、第1作である『13日の金曜日』にはホッケーマスクのホの字もないばかりか、何ならジェイソンさんの登場シーンも5秒ちょい。
そんで犯人はヤス。ヤス違う。ジェイソンのママン。
思い出しましたか?
おさらい出来ましたか?
さて今回は、前作で女だてらにバリバリと大活躍したクリスタルレイクの赤き狂人(そんな異名はありません)こと大量殺人犯、パメラ・ボーヒーズ(ママンの名前はパメラさんです)が、ファイナルガール(最後まで生き残ったヒロインのこと)の反撃によって亡くなってしまった数ヶ月後のお話、『13日の金曜日PART2』について語りたいのです。
皆さんがここで気になるのは、そう、ジェイソンさんのことですよね!?
違ったとしてもそう決めつけて進めますけど。だってこのエッセイそのためのやつだし。
さて、前作はたった5秒足らずの出演だったジェイソンさんです。実はその時のジェイソンさんはまだ子ども。湖で溺れた時のままの姿です。そんなちびっこが、たった数ヶ月でしっかりと成長し、第1作でママンを
成長早すぎんだろ。
そんなことを言ってはいけません。それを言ったら彼はあの湖で溺れてから数年間成長を止めてるわけですから。ていうか、溺死したはずなんですけど、なんか普通に生きてるし、その辺も謎っちゃー謎なんですが、そこを突っ込むのも野暮ってモンでしょ? もっと荒唐無稽な設定の映画あったでしょ? 荒唐無稽って言っちゃったよ!
まぁとにかくですよ。
すくすくと成長したジェイソンさんは、ママンの仇を討つために、住み慣れた例のキャンプ場を離れ、アリス(
何はともあれ憎き相手の家に侵入したジェイソンさんです。何と彼はここでドッキリを仕掛けているのです。
冷蔵庫に自分のママンの生首を仕込む、という。
最初に見た時はね、「うおお、ジェイソンさんやるじゃん」としか思わなかったんですけど、その後、シリーズを見ていて感じたのがですね、まぁ基本的にジェイソンさんはパワー型なんですよ。めちゃくちゃ怪力ですしね。何ていうんですかね、さぁ、ゲームの始まりです、みたいな、予め色々お膳立てしておいて後は別室でモニターを見てるだけ、っていうタイプではなくて自ら手を下しに行くし、武器もなかなかにアナログなんですよ。
だからね、こう言っちゃあなんなんですけど、正直あまり賢いタイプではないのかな、って思ってたんですね。まぁ11歳とかで溺れ、そこから一切の教育を受けていないと考えたらですよ。それも仕方がないのかなって。
だけどね、彼は、
「
って考えたんですよ。
えっ、賢すぎん!?
そんな演出まで出来ちゃうとか、もう天性の殺人鬼でしょ。君、演出家の才能あるよ! そりゃあね、続々と新作が作られますって。
それでですよ。
無事、ママンの仇を取ったジェイソンさんはですね、お家に帰るんですよ。
あのね、お家があるんですよ。まぁ、かなりのぼろ屋ではあるんですけど、ちゃんとトイレもあるんですよ。穴掘っただけとかじゃないんですよ。便器なんですよ。洋式の! そりゃあアメリカなんだから和式だった方がびっくりなんですけど。さらには祭壇みたいなのもあるんですよ。ママンのセーターとか大事に飾ってるんですよ。そういう信仰心みたいなのもあるんですよ。
確実に賢すぎるでしょ。
自活スキルがすごいんですよ。
それでですね、ここまで読んで下さった方々が気になるところって、恐らく彼の生活力の部分ではないと思うんですよ。わかります。わかってますとも。
ホッケーマスク&チェーンソーでしょ? ヴィジュアルの部分でしょ?
あのね、残念なお知らせですけど、まだです。
さんざん引っ張りましたけど、結局のところまだなんですよ。
彼、まだホッケーマスクじゃないんですよ。
それじゃ顔出ししてるの? ってなるじゃないですか。いえ、出してないんですよ。別のもの被ってるんですよ。
麻袋ですわ。
片目だけ穴を開けた麻袋を被ってるんですわ。
ジェイソンさんね、生まれつき、お顔がちょっと奇形でですね、それでいじめられて湖に突き落とされ――っていうのがあるものですから。お顔を隠したい派なんですよね。そんなわけで麻袋をセレクト。すっぽりかぶれて安心。
だからね、第1作で「おい、ジェイソン出て来ねぇじゃん!」ってびっくりされた方はね、第2作を見て「おい、まだホッケーマスクじゃねぇのかよ!」ってまたびっくりするんですよ。
どうです、このじれったい感じ!
ここまで来たら、もう絶対ホッケーマスクのあのジェイソンさんに会えるまで見てやらぁ! って気持ちになるんですよ。なったでしょう!?
まぁ、次作で出るんですけどね。
さぁ、もちろん次回も自己責任でお願いします!
お次は「その姿をみんな待ってたよ!」の第3作です!
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