衝撃の第1作『13日の金曜日』
さて、いきなりですけど、あなたが思い浮かべるジェイソンさんってどんな感じです?
私はね、実際に映画を見るまでは、
・ホッケーマスク
・チェーンソー
・赤チェックとかのシャツ
・ジーンズのオーバーオール
みたいなイメージでした。
赤チェックのシャツとオーバーオールはあれですね、私のイメージするあの時代(1980年)のアメリカ人男性の恰好、みたいな。たぶんとうもろこし農家さんとかそんな感じ。
あれ、いまってオーバーオールって言わないのかな? ヤングの人は。ごめんなさいね、こちとらアラフォーのおばちゃんなんでね? えっと、サロペット? サロペットで良いのかしら? まぁ何でも良いんですけど。
まぁどうでしょう。
皆さんもだいたいこんな感じのイメージなんじゃないのかな、って思うんですよ。
赤チェックのシャツとオーバーオール部分はまぁ良いとしても、とりあえずホッケーマスクとチェーンソー、みたいな。これが殺人鬼ジェイソンだろ、みたいな。
恐らくですね、大抵の人がホッケーマスクを見たら「ジェイソンだ」って連想するでしょうし、『ジェイソン=13日の金曜日という映画に出て来る殺人鬼』ってことも知ってると思うんですよ。
ホラー映画ってやっぱり見る人を選ぶというか、恋愛映画やアクション映画よりも「ちょっと見てみようかな」っていうのが少ないんじゃないかなって思うんですよね。血がどばどば出るやつもあるし、年齢制限(エロいから云々というよりはグロいから)があったりもするし。親御さんだって出来れば子どもには見せたくないというか。
ちなみに『13日の金曜日』に関しては、そりゃあもう血もどばどば出るんですけど、それ以上に男女のアハンウフンがありますんで(ポロリもあるよ!)、そういう意味でも子どもには見せたくないですね。
だけど、映画そのものは見たことがないのに、どういうわけかジェイソンさんのことは知ってるんですよ。あーハイハイ、ホッケーマスク被ってチェーンソー持ってるヤツでしょ、って。
私もご多分に漏れずでしたから。
だから、「あーハイハイ、ホッケーマスク被ってチェーンソー持ってるヤツでしょ」って気持ちで第1作目、『13日の金曜日』を見たんですよ。
あのね、マジでびっくりしますよ。
もうほんと、ホッケーマスクがどうだとか、チェーンソーがどうだとか、そういう次元じゃないの。
ジェイソンさん、出て来ないの。
出て来ないとかある? 『13日の金曜日』だよ? あなたの映画じゃないの?! って。
いや、厳密にはね? 最後にちょろっと出て来るんですよ。ほんとにちょろっと。10秒にも満たない感じ。計ってみたら5秒くらいでしたね。
えっ、13日の金曜日って言ったらジェイソンでしょ?
ホッケーマスクとチェーンソーでしょ?
ホッケーマスクのホの字もなかったんだが?
確かにリア充達が次々と
そう考えるとですよ、『13日の金曜日』って結局10作(リブート作と、他のホラー映画の殺人鬼とのコラボ作を入れると12作)あるんですけど、よくもまぁ続編の制作に踏み切ったな、って。後にもう11作作られるとしてもですよ、まず重要なのは2作目に踏み切るかどうかじゃないですか。だってその第1作でママン死んでるんですよ。この映画が当時めちゃくちゃヒットしたとして、そのヒットを生み出したのはママンなんですよ。ママン・ボーヒーズなんですよ(ママン・ボーヒーズという名前ではない)。
なのに制作陣は、ママン死んじゃったから、息子のジェイソンに活躍させよう、って続編を作ったんですよ。セガールの沈黙シリーズは『沈黙の~(※邦題)』ってなってるけど実際にはシリーズでも何でもなかったりしますけど、こっちはバリバリにシリーズなんですよ。『13日の金曜日』とは書いてるけど、前作とは全く関わりありません、とかじゃないんですよ。息子がバリバリ活躍する話なんですよ。その息子が後のスーパースター、ジェイソンさんなんですよ!(息切れ)
どうでしょう、興味が湧いてきましたか? 引き返すならいまです。これ以上のネタバレは勘弁ならん、という方はここでお別れです。ここで引き返してその第1作を見るもよし、第1作にジェイソンさんが出ないということがわかっただけでもう十分、これでホラー映画の会合(そんなのあるのかな)に参加出来ます、という方、ここまでのお付き合い、ありがとうございました。
いやいや、こんなもんではまだ『13日の金曜日』の、いや、ジェイソンさんの魅力は伝わってこないぜ! という方は次話もお付き合いください。
次は、「えっ、結局まだなの?!」という衝撃の第2作について語りたいと思います。また衝撃かよ、ってね。基本的に衝撃しかないですよ、この映画は。
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