第21話新しい仲間

白さんは先に戻って行った。


俺はまだ本を読んでる最中だったので、読み終えてから宿に戻った。


宿に戻ってからも白さんの事を考えていた。

けど何も思い付かない。


何も思いつかないまま次の日になってしまった。


諦めて直接お願いする事にした。


白さんに会いに魔塔へ向かった。


「葉さん!」


宿を出ようとした時にロビーで声を掛けられた。


呼ばれた方に視線を送ると白さんだった。


「良かった自分も白さんに会いに行こうと思ってたんですよ」


「実は昨日の事なんですが……」


「はい」


「私も是非ともご一緒させて下さい」


「これからは、一緒に旅をする仲間としてよろしくお願いします」


「こちらこそお願いします。私を探していたようですが、何か用件でもありましたか?」


「そうなんです、少し困っていて」


俺は魔法の国に着いてからの事を白さんに話した。


「なるほど、一度先生の所に向かいませんか?」


「何かいい案でも、思い付いたんですか?」


「はい、もしかしたら上手くいくかもしれません」


白さんは自分とあまり変わらない歳なのにすごいと思う。


それから俺たち二人は、茜さんに会いに魔塔へ向かった。

 

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四季の国 遠藤 円 @koneko0417

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