第11話 激闘

さてと、陽火にカッコつけた以上負けられないぜ。全開で行く!


「【月弾ムーンショット】!!」

この技は月の華弾とは違って単発でしか撃てない代わりに高火力を誇っている。

そしてバコルに当たる。だがやはりダメージは入らない。


「何ヲヤッテモ無ダダ!」

殴りかかって来た。


「くっ!【月盾ムーンシールド】…!」

満月の形をした盾が出現した。

だが…

パリィン!!

1発殴られただけで砕けちった。


「はぁ!?」

なんとか俺は回避する。

だが風圧で飛ばされる。


「…兄さん!」

そうだ、ここには陽火もいる…負けるわけには…!


『進化条件を満たしました。』


へ…?


『【月火】を【月火・三日月】に進化させます。』


…三日月?


そして、あの時のようにまた頭に何かが流れ込んでくる。


「ぁぁああああああ!」

言い表しようのない痛みに耐える。

…そして痛みは止まった。


「ドウシタ?ジャク者ヨ。」

「……俺は…俺は…!」

ムーンだ…!


そういった瞬間、突風が起き、月火に集まりだす。そして、月火の髪の色が銀色に染まっていく。


「ナ、ナニガ起コッテイルノダ!?」


そして、月火の髪が銀色に染まりきった時、風は収まった。


「に、兄さん…?」

「俺はムーンだ。」

…貴様を倒す!

と言い月火…ムーンは地面を蹴りバコルの懐に入った。


(ハヤイ!反ノウデ来ナカッタ!)


そしてムーンの拳がバコルの鳩尾を捉えた。


「……【三日月・不知火】」

そしてムーンの拳が銀色の炎に包まれた。


「…………終わりだ。」

「マ、負ケルモノカ!!」

バコルも拳を振るう。

だがムーンはそれを無駄な動作なく避けた。

そして、


「グガァァァァァ!!!!!!」

ズドーン!と音がし、ムーンの拳はバコルを貫いていた。

そして、この前聞いた言葉を呟いた。


「【燃えろ】」

その一言で異形となったバコルは銀色の炎に包まれ塵となった。

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今回は、月火が進化しました!ムーンと名乗り三日月を習得しました!!更に進化は続く?

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