文芸部通信 四月号 いきなりの「文体練習」 本谷優理香

 みなさん、こんにちは、文芸部二年の本谷優理香ほんたにゆりかです。

 新学期が始まりましたね。新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

 文芸部では、ふだんの活動を「文芸部通信」という形でこのように発信しております。もし良かったら暇つぶしにでも読んでみてください。

 そして文芸部に少しでも興味がわきましたら、ぜひ部室まで来てください。文芸部一同歓迎します。

 もちろん新入生でない方もひろく受け入れておりますので、部室を覗いてみてくださいね。

 さて先日、文芸部部員数名で学食ランチをする機会がありました。その際但馬たじま副部長が突然「文体練習」をやろうと言い出し、そこにいた面々はみな戸惑いました(但馬副部長はちょくちょく思いつきを口にしますがとても頼りになる先輩です)が、「文体練習」は部でもときどき行う「ちょっとした遊び」でしたので、すぐに但馬副部長の提案にのりました。

 これまでの文芸部通信にも「文体練習」のことは何度も書いてきましたが、新入生のみなさんの中にはそれが何なのかわからないひともいるかと思いますので、ちょっとだけ解説します。

 フランスの作家レーモン・クノーの作品に「文体練習」というのがあります。バス の中であった出来事を九十九通りの「文体」で表現した異色の作品です。文芸部では、これに倣って、ひとつの出来事を各自が何通りもの文体で書いてみる、という試みをたびたびしているのです。

 今回は学食でみかけた光景を題材に書いてみました。なお、少し離れたところから目撃した光景でしたので、当事者たちが何を話していたのかはわからず、そういう意味ではレーモン・クノーの「文体練習」とは少々趣きがことなりますが、ご容赦ください。

 では興味がある方は、このまま先へ進んでください。楽しんでいただけると嬉しいですね。

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