第7回 ブロッサムのキャラクター(ガイア、その他編)
前回記事の続きで、超存在以外のキャラクターの特集です。今回はガイア組とその他(ライトハンドなど)。
※※「狼の子供たち」「シノカ編予告」までのネタバレがあるのでご注意ください!※※
■ガイア組■
シノカ(???)
本名、正体ともに不明なメイド服の少女です。小動物っぽい描写が多く、羊の皮をかぶった狼がコンセプト。私の作品にはあまりなかった論理で行動するキャラクターです。完璧に他人になりすますという「
シノは嘘をつくし隠し事もします。ただ、臆病でひかえめそうに見えて態度にはしっかり出る子です。おいしくないものにはおいしくない顔をし、やりたいくないことには嫌そうな顔をします。
「シノカ編」で設定が明かされるため、書けることが少ない! カウンターの中では一番小柄です。箱が嫌いという変わった特徴があります。その関係で部屋にベッドを起きたがらず、寝る時はジャパニーズフトンスタイル派です。
ジリアン・オックスリー(ジル)
巻き込まれ女子高生のジル。本人はなんにも悪いことをしてないのに悪いラスボスのアジトに連れ去られ、強引にイルの動画撮影の手伝いをさせられたり、汚れっぱなしの海辺の別荘を掃除させられたりしています。本作品で高校生のメインキャラクターはこの人だけ……?
LDはもちろん、ガイアで常識的に使われる「魔法」にも縁がなく、小説や映画でしか見たことがない本当の一般人です。
ガイア組ではある意味このジルが第二の主人公というか、案内役だと思っています。彼女が加わることでこの集団のストーリーが動き始めるのかもしれません。
今は流されがちな部分が出ていますが、本来のジルは芯が強くへこたれない性格です。学校や家庭では追い詰められていたのでやや短絡的で捨て鉢な行動が目立っていましたが、誰にも相談できない環境で一人でお金を稼ぐなど、行動力はあるようです。
フェブラリーサイダーケーキの名前を知っていたり、今どきの子が持つ知識はしっかり持っています。数字や情報機材に強く、ガイア組には貴重な存在です。
ダリア・クロス
LD研究学科の学生→シークレットサービス→連邦捜査官→LD犯罪者という異色の経歴の人。目的はこの世界からLD技術を永遠に除去すること。反LD組織「ログ」の仕掛け人でもあります。イルと組んでいてGLDを使うということでここに入れましたが、一味ではないです。
武器は強力なリボルバー拳銃。多彩な小道具を使いこなし、神出鬼没。ちょっと怪盗みたいな人です。
資質者ではありますが、カウンターになれるほど強い資質があるわけではありません。各LDに関する情報を豊富に持ち、その扱い方をよく知っているのが強み。
ダリアには親しい関係の女性が二人くらいいます。恋人は作れないと言っていた通り、正式なお付き合いではありません。うち一人は、怪我した時に駆け込む医者か看護師をやってる人です。
今の立場では病院にかかるのも大変です。相手には何も話していないんでしょうけど、尋常じゃない傷をたずさえてボロボロの状態で合鍵使って部屋に入り込んでるダリアを黙って受け入れてくれるような人に違いない。もう一人は保育士さんです。
デイジー・バーリング(ディズ)
イルのカウンターだったLD研究者。ダリアとは腐れ縁的な友人でした。
大学生の頃、ダリアは彼女の父のバーリング研に所属していたため、そこでディズと親しくなりました。ダリアやイルがこの人に化けて行動していたことから、その言動がなんとなく掴み取れます。イルとは口調が似ています。
■その他■
ミフネ/タカナシ
本邦の出身者とみられる二人。漢字は、「三船」「
ミフネは熊本出身で、親の事情で学生の頃にアメリカに移住。そこから合衆国海軍の戦闘機パイロット。超有名ロボットアニメ直撃世代かもしれません。逆算すると、中学か高校生くらいの頃に「Z」が放送されていたくらいでしょうか。タカナシとは地元が同じで幼なじみという関係。
タカナシは留学で渡米し、エーテル社に就職。社会的に孤立した者が選ばれたあの研究所にいたので、クエルと同様に親類縁者がおらず天涯孤独です。頼れる人は社長とミフネ君しかいませんでした。
フレッド/マーク
メリッサ編に登場した整備員。二人は結構古い仲で、パルクールなど運動系のサークルで一緒だったという設定があります。フレッドは小柄ながっちり、マークは細身で背が高い感じ。フレッドには妹(機械音痴)が一人だけいます。ちょっと年齢が離れてる兄妹なので、妹は高校生くらいかも。
陽と陰の中間くらいに位置する者たちで、性格的にはいい奴らです。クエルとも、時間をかければもっといい仲間になれたかもしれません。
クレイン
ノストーク編に登場した危険人物たちの一人。特にレリアの一味というわけではなく、祭りを聞きつけて駆けつけただけの人でした。
イタリアのスラム街出身という設定が存在します。手先が器用なので、いろいろな犯罪に手を染めつつ生活していたのでしょう。欧州を視察していたイルと出会ってGLDを拾い、独自に研究し魔法技能を獲得。そこからエリート思想に傾倒し、ただの犯罪者から手がつけられないテロリストへと変わっていった人です。
空腹時にハンバーガーよりドーナツやアップルパイを欲しがったように、甘党です。フェブラリーサイダーケーキといいアリーといい、GLD使いには甘味が似合います。
現在は囚人第一号としてLD犯罪者専用の収容施設に収監されています。ちゃんとおとなしくしてるかな。他の囚人とすぐに喧嘩してそうな性格です。
リオ・ロペス
ライトハンドファミリーの幹部の一人。死亡した元ボスの口調と似ているのは、幼い頃に拾われて育てられたためです。
いろいろと器用なのが特徴で、狙撃や工作など荒事に関係する実務にも長けています。狡猾で計算高く、世渡りで幹部としての地位を盤石にしたようです。一方でLD適正はさほど高くなく、トーラスやアリーと比べると劣っています。
メリッサの継承・報復問題については中立の立場です。最初に登場した幹部でありながら、まだ言えないことが多い人です。
トーラス・ロペス
ライトハンドファミリー幹部。現在はLD犯罪者専用の収容施設に収監中。クレインが収監されたのと同じ所です。囚人は彼が二号……というわけではなく、何人か先客がいます。
幹部連中では一番の若手。典型的なチンピラみたいな外見のお兄さんです。苦労人というか比較的まともな性格の持ち主なので、個性派揃いのLD囚人の中でやっていけるか少し心配です。
組織内でのLD適正は高い方です。これが仇となってフォルマに傀儡にされかけてしまいましたが、そうじゃなければ結構な術者になれたのかもしれません。
アリー・ロペス
ライトハンドファミリーの幹部の一人。外見的にはあまりマフィアには見えない、という設定ですが、全身ピンクの服の人は堅気に見えるかどうか微妙なところですよね。
先日公開した「シノカ編」の予告に登場し、そこで能力の片鱗が明かされました。香料とGLDを組み合わせて使う能力者です。GLDには重量がないことを活かして薬品に混ぜて揮発させ、相手に吸わせて精神操作します。
メリッサの継承・報復問題では、継承派です。メリッサをライトハンドのボスにしようと考えています。
先代ボスとの関係はリオと似ていますが、アリーはボスの存在を呪縛に感じ恨んでいました。ボスを倒したメリッサへの気持ちは純粋な恋愛感情に近いかもしれません。
クレインとはなかよし、と本人は主張していますが、友達だと思って絡みにいっているのはアリーだけです。クレインからは鬱陶しい奴だと思われています。食べ物の好みは似てそうなので、喫茶店でしかたなく相席している二人を見てみたい。
全員ではないですが、名前が出ている超存在以外のキャラクターについてざっとおさらいした記事でした。いよいよ始まった「シノカ編」と、その後に予定しているEP2「イクリプス・レムリア」をどうか楽しんでいただけますように!
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