第8回 ブロッサムのキャラクター(番外編)
前回記事から「超存在の恋」までの追加キャラを簡単に特集したいと思います。これ以降は重要な新キャラが登場する予定はなく、キャラ紹介記事(超存在以外)は最後になるかもしれません。
今週はこれとは別に、その超存在紹介第一弾メテオライト編を書こうと思っています。その時は近況ノートにメテオの解説イラストも掲載いたしますので、見ていただけると嬉しいです。
※※以下、「超存在の恋」までのネタバレがあるのでご注意ください!※※
■新局員たち■
シェリー・シェイウッド
調査局調査部所属の調査官であり、カナレイカの諜報機関のエージェントでもある人。局入りの前はCIAに潜入し諜報員として振る舞っていました。名前はその時のコードネームです。本名は多くのカナレイカ人と同じスラヴ系の名前です。
非資質者なのに魔法が使えます。イルが国防のために与えた非資質者魔法習得技術がカナレイカ軍から同国諜報部に流れ、習得することができました。
非資質者は術式の気配、フィードバックを得られないため、複雑な精神操作や変化魔法は使えません。ですが軍用だけあって火力は実用レベルです。
飄々としていますが、こう見えて忠誠心や正義感はかなり強い方です。だからグレイスや調査局のあり方に惹かれたのかもしれません。
ルディス・ルドフォード
旅行が趣味の新入り調査官。超存在に対する壁を持っていない子です。身軽で、いわゆるパルクール的な動きができるという特技を持っています。
国務省外交保安局の出身。合衆国は警察組織が非常に複雑です。調査局は、そういった様々な組織の余り物をこぞって引き抜いているかのようです。ルーシーが市警、グレイスがFBI、シェイウッドがCIA、フェルが正規軍で、全て別の組織からです。
長い休暇をとり、バックパック一つで旅行に出ます。南米から北米を目指す長距離の旅や、東南アジアのいろいろな食べ物を探す旅などをしてきました。部屋に行くと、どこで売ってるかわからないような変なものや香辛料があるかもしれません。
中村響子
日本人の局員です。特に出身組織の設定はないのですが、日本の公安あたりの出身だったらいいかも。
ミフネやタカナシといった日本人は今までも登場していましたが、合衆国の組織でお仕事をしている人ばかりだったので。この人は国籍も日本のままかもしれません。
乗り物が好きな人です。調査局の捜査車両が気にいったようです。各種パッケージは官給品ですが、個人の所有物として引き取ることもできます。彼女はきっとこの車を買い取って遊びに行くのでしょう。
なんとなく、シェイウッドの悪友だと思ってます。前髪が重くいわゆる目隠れっぽい容姿をしています。おとなしく見えますが特に気弱ということもないあたりが警察組織の出身っぽさになってるといいな。
ヨハンナ・シュエット(メイ・シュライク)
ガイアの元カウンターにして人造人間Cロットの女性。現在はカナレイカの首相であり、調査局の局員でもあります。
メイは五月という意味で、フェブラリーサイダーケーキのフェブラリー=二月に当てつけたネーミングです。つまりこの時点で、柩はイルの仮の姿=サイダーという構図に気づいていたということに。
ヨハンナはかなりの動物好きという設定です。妹たちのために情を動かした時も「かわいい」がトリガーだったので、真面目に見えて中身は結構天然というか、ゆるいのかもしれません。
ジリアンに似ているという話が出てくるように、結構雰囲気は近いです。ジリアンをそのまま成長させたような人というイメージで書いています。
■その他■
パメラ・ウォルフスフォード
元大統領。ライトハンドの姉、つまりメリッサの伯母にあたる人です。ダリアとも接点があり、なかなか複雑な人脈を持っています。
保守系の政党から出馬していながら支持層がそれだけにとどまらず、高い人気があったようです。そういう人は政界からはけむたがられるもので、年数をかけて影響力を削がれていきました。
趣味は仕事というタイプ。何が好きなんだろう。とりあえず女の子のことが好きそうなのはうっすら感じます。人を翻弄することが多いダリアも、この人には逆に振り回されていたようです。
トーラス・ロペス
「狼の子供たち」にて逮捕され、LD犯罪者用の収容所行きとなったライトハンドの若手幹部の男性です。トーラスというのは「おうし座」からとった名前です。シリウス編は星に関するネーミングが多めです。
苦労人のオーラが出ています。リオは食えないやつだしアリーは乱暴だしで、三人の若手幹部の中では面倒をしょい込んでいたことが想像できます。アリーからは「トーラスちゃん」と呼ばれていたあたり、幼馴染かもしれません。
自作PCあたりが好きそうな気がします。部下に慕われてるし、一緒に光るゲーミングパソコンを組み立てているところが見たい。
アリー・ロペス
「超存在の恋」で逮捕されてしまったライトハンドの若手幹部です。おひつじ座をもじった名前です。
見ての通りの人という感じです。幹部だから部下はいるけれどあまり他人に期待せず、情報収集を命じる程度の使い方です。暴れだすと手がつけられないので側近もいなそうです。
趣味はあるのかな。あまり考えたことはないけど、とりあえず服装にはこだわりがありそうです。料理が得意だったら意外性かも。
この人はライトハンドを嫌悪していますが、先代ボスに一番近い性格なのはこの人なんじゃないかと思います。ここにトーラスの部下思いがあわさると先代ボスの再現になるのかも。
シェラ
作者が考える理想のメイドって感じのキャラクターです。間違いなくロングスカート。名前は、アリー(おひつじ座からもじった名前)と関係した由来を持っています。
シュエットの分家の出身で、召喚術を研究していた人です。召喚術はシュエット家では禁忌とされている技術だったため家を追われることになり、合衆国に流れ着いてきました。
しかし合衆国でもガイア魔法、それも未完成の技術に興味を示す研究機関はありませんでした。最終的には政治家の愛人の愛人というパトロンを得ています。
その頃には研究意欲が失せていて、パトロンの娘であるアリーの育成に傾倒していったのかもしれません。わかりにくいですが、きっとアリーのことを愛していた(いる)のだと思います。
リオ・ロペス
ライトハンドファミリーの若手幹部、その唯一の生き残りになってしまった人です。名前はしし座からきています。
先代ボスはマフィアの親分というだけでなくリオの育ての親です。その仇であるメリッサに最も強い憎悪を持っている人だと明かされました。その感情をずっと隠していましたが、いよいよ復讐のための行動を開始。
憎悪の部分を除けば皮肉屋の姉ちゃんという感じです。先代の件で変わってしまう前はどんな性格だったのか、それを知るのはアリーやトーラスだけなのでしょう。
趣味はあるんだろうか。小さい頃はヤクザものの映画を見るのが好きだったらちょっとかわいいかもしれない。
アルマ・シュエット
謎多きシュエット家の重鎮です。政権が変わっても常に政府に食い込んでるのがシュエット家らしいところ。パメラを育てたのもこの人です。
こんな感じの人ですが、案外手芸や編み物が好きだったりして。最後は田舎の家に引っ込むという考えはちょっとシノカに似ていて、シノカがいきつく先もこういう人格なのかも。
日本の女子高生です。
全員ではありませんが、新しく登場したキャラクターをあらためて紹介しました。今後の東京編やその後に続く最終エピソードで活躍してくれる人が、この中にも含まれているかもしれません。
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