第5回 ブロッサムのキャラクター(メテオ編)
連載中の作品「ブロッサム:メテンプリコシス」に関する記事です。
最近、「狼の子供たち」が完結しました。登場人物が増えてきたので、少し整理するためにリストを作成してみることにします。それだけだとつまらないので、本編にない追加情報がある人はそれも書いてみようと思います。
今回は超存在は抜きでいきたいと思います。超存在は解説の毛色が変わってきそうなので、いずれそれだけの特集回をしたいです。
思ったより文章がはかどったため全三回に分けたいと思います。今回はメテオ組。次回は来週あたりに更新する予定です。
※※「狼の子供たち」までのネタバレがあるのでご注意ください!※※
グレイス・ハート
本作主人公。超存在「メテオライト」のカウンターになった元捜査官。現在は調査局調査部の主任調査官です。主任以下の調査官は何人かいて、ルーシーだけではありません。今後登場予定です。
捜査官としても優秀でした。洞察、推理はルーシーに一歩譲りますが、ダリア事件の時には少し遅れて独力で真相にたどりついています。
調査局はわりとホワイトな職場なのにこの人だけ働きすぎです。有能だからなのか、性分だからなのか。公務員限定で人材を集めているので資質者が少ないという弱点が調査局にはあるかもしれません。
真面目騎士や真面目警官は好きです。しかし、カタブツって脇役や不遇になりがちなポジジョンな気がしていて、本作では思い切って主人公です。ちょっと突っ走る所がありますが、思うぞんぶん主人公にしてあげたい人です。
最近、学生時代が少し明かされました。なお、合衆国に移住した後も一年ほどハイスクールに通っていた時期があります。事件の直後です。突然転校してきた影のある謎の先輩だったかもしれません。
好きなものはおいしいパン屋さんと児童文学、大型犬です。白熊も好きな様子なので、ああいうシルエットをした大きな生き物が好きなのかもしれません。
ルーシー
元市警察の調査官。カウンターのグレイスを除けば、メテオ組所属の代表格です。
カタブツで育ちがいいグレイスとは違った警官像を意識しました。市警時代の現場経験が強みで、洞察力に優れている人です。真相に先に気づくなど、グレイス編からその片鱗を見せていました。
本作では探偵役と言ってもいいかもしれません。「ルーシー・パロットの事件簿」みたいな番外編を書けたら楽しそうですが、本格的なミステリは私には少し難しいので望み薄です。彼女が出てくると一気に警察ものの雰囲気になるので、書いていて楽しいです。
バスケットボールやテレビゲームなど趣味も多彩です。二輪免許を持っているという設定がありますが、劇中でバイクの話をしたの一回くらいしかない。後ろに人を乗せる度胸はあるでしょうか。
ルーシーは誰と絡ませても楽しいキャラです。グレイス、フェル、アルバートの全員と組んだことがあります。メテオ組の主要メンバーは誰が誰と組んでも相棒感を出せそうだと思う。柩とルーシーの掛け合いも結構好きです。
キャスリン・アルバート
先輩ポジションのアルバート。軍→捜査局→調査局即応分隊、という少し変わった経歴です。階級は大尉なので士官。設定画がまだなく、鳶色の瞳と短くまとめた黒髪、メリッサに負けない長身というテキストのみです。外仕事でやや日焼けしているようなイメージがあります。
調査「局」所属になったことで軍籍が復活し、ルーシーとグレイスの勤務地から離れてしまいました。部隊の指揮を行うのがお仕事ですが、人手不足の時にはなんでもやってくれそうな人です。
犬っぽいキャラが多い本作の中でも群を抜いた犬度をお持ちの人です。食べ物に弱かったりあまえんぼな発言をしたり。部下思いなのも犬属性の一種と言えるかもしれません。なのに、なかなか愛称の「キャシー」で呼んでもらえません。センパイとか大尉とか呼ばれ、地の文でも基本はアルバートと書かれています。
グレイス編ではミスリードの犯人役だった人ですが、それ以後はあんな感じです。えらく有能なのか、それとも天然なのかよくわからない。それがこの人なのかもしれません。
年齢は特に設定していませんが、グレイスやルーシーよりはそこそこ年上です。この作品を連載する前はもっと年上の想定をしていて、二児の母という設定が存在しました。グレイス編の最後に娘を紹介するという展開を予定していたのですが、執筆の中でイメージ年齢が下がり、この設定も消えてしまいました。
フェルナンダ
即応分隊所属の准尉。アルバートの古くからの部下です。ホーステイルというのは馬の尾ではなく植物の名前ですが、字面の印象に違わぬポニーテイルがトレードマークです。
幼少期は施設で保護されていた過去があります。身の上を他人に聞かせるタイプではなさそうなので、劇中でそういう話をしたことはありません。真面目同士ということで気が合っていそうなグレイスに対して、若くして天涯孤独である点にも共感を抱いているかもしれません。
どんな立場の相手だろうと強火の態度の厳しい軍人でありながら、色恋は経験豊富というギャップが魅力だと思っています。自分を慕う子に壁ドンのサービスくらいならしれっとやる人かもしれません。
若干アルバートを崇拝していて、全肯定しがちです。劇中ではルーシーとのケンカに一番テキストを費やしているのでそのあたりはあまり描けていないのが少しもったいない。どこかのオマケに入れられないかな?
チキンナゲットやチキンサンドをよく食べていて、鶏肉の料理が好きなようです。くいしんぼ描写の多さが上司であるアルパートとの共通項。
アンジェラ・バージェス伍長/アンナベル・デヴォン伍長
即応分隊所属の伍長たち。伍長ズと呼べそうな感じに劇中ではいつもつるんで登場してきます。ふたりとも海辺の町の出身という共通項があり、食べ物の好みや習慣が似通っています。
遭遇調査局は、リトルアーク本部とノストーク基地組の二拠点があります。この子たちは基地組ですが、ふたりとも本部所属のルーシーのファンです。本部にもルーシー派がいるに違いなく、拠点同士で対抗意識を抱くかもしれません。
バージェスは格闘に限れば少しだけレリアの相手になるほどの運動能力があります。デヴォンにはバイクに乗れるという設定があり、ルーシーとの共通の趣味と言えます。
レリア・ベイカー
メテオ組の最後はこの人、ノストークの傭兵レリアです。ブロッサム国民の生き残りでもあります。
現在は地下の秘密独房に収監されていますが、自由意志で外に出られる時もある様子。同情の余地はある人とはいえ、大罪人に対して危うい扱いです。いろんな意味で超存在くらいにしか管理できない大胆な待遇です。
傭兵仲間の無念を晴らすため、そして超存在に対抗できるように人類を成長させるためなど、様々な狙いをもって大規模テロを起こしました。現在、傭兵仲間の生き残りであるラプタの行く末を気にしている様子です。
ブロッサムの実家はおいしいパン屋でした。一八歳までは普通の娘として育った人です。ゲームをはじめとした遊戯がへたっぴだったのは、元々あまりゲームしなかったのか、それともパン屋が忙しくてあまり遊べなかったのか。どんな感じの学生さんだったのでしょうか。スポーツをやってるとしたら、球技よりは陸上競技が似合いそうだと思います。
今回はここまで。次回はメリッサをはじめとしたシリウス組を特集したいと思います。
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