第2話 そこはまるで異世界。
これは7000年前、俺がまだ転生する前の話だ
俺はルームシェアをしている親友の朧谷龍太オボロヤ リュウタと一緒にニートなグダグダ生活を送っていた。
気づいた時には俺たちは何もない場所にいた。
「え?リョウタ…ここどこかわかるか?」
「しらね。あれじゃね?よくある異世界転生的なやつ。」
そこで急に何かが光った。
その光からすごい胸の大きい女性が出てきた。
「すいません。ここどこですか?」
「ここは世界の狭間です。あなたたちがいた世界と異世界を繋いでいます。」
本当に異世界転生をしてしまうのか。
「霧山 賢也様ですよね?」
…誰それ?
「あ、俺です。」
後ろにもう1人いたらしい。
「巻き込まれてしまったようですね…」
「ん…?」
「今回の転生は賢也様だけなので、あなたたちは巻き込まれただけのようですね…」
…
「「俺たちはどうなるの!?」」
神様らしき女性はいう。
「とりあえず賢也様はもう準備が終わっているので転生さっそくお願いします。」
そしてその男は影が薄いまま光に飲み込まれ消えていった。
「それで本題なのですが、お詫びとして何か特典付きで転生してもらうことしかできないのですが…」
「じゃあ俺は不老不死にしてくれ!病気とかもかからないような!」
リュウタはさっそく自分の欲望をぶつけた。
「わかりました。そちらの方は…」
「ん〜…じゃあ最強の種族に生まれ変わらせてくれ。」
「そんなものでいいんですか?」
「うん。人間とは関わり合いたくないし、ファンタジーを身近に感じれるように転生したいからな。」
「最強種族の転生だと竜族になりますがよろしいでしょうか?」
「竜か…かっこいいな!」
「リュウタ様の手続きはもう終わっていますのでさっそく転生の方いきますか?」
リュウタは頷いた。
「俺はその転生先の世界について少し知りたい。少し教えてくれ。」
「いいでしょう。何も知らないよりかはいいのではないのでしょうか。」
そうして俺は色々なことを聞いた。
俺が転生する種族は竜族と言って進化すると竜人族、または竜頭族に進化すること。
この異世界には魔法や精霊などファンタジーっぽいのがあること。
俺が元いた世界ほどの技術がなく科学のかわりに魔法の力が進歩していることなど。
「今教えることができるのはこのくらいですね。」
「ありがとう。じゃあさっそく転生お願いします。」
「わかりました。ではサヨナラ。」
俺が生まれてきた場所は異世界かどうか怪しいような場所だった。
火山の麓で草一本も生えない土地だった。
このドラゴンは両親だろう。
何故か人間の時とは違う価値観である。
ドラゴンは変わらないと思っていたがドラゴンになってしまうとドラゴンとしての独自な価値観が俺の中に芽生える。
転生してから1000年経った。
俺の親は竜人族に進化した。
どうやら3000歳くらいになると進化が可能になるらしい。
さらに2000年が過ぎた。
3000歳になっても進化は出来なかった。
さらに1000年が過ぎた…
さらに1000年…
また、さらに1000年…
また1000年…
一向に進化は出来なかった。
7000歳になった…
そしてついに…
この念願のスキル【擬人化】を手に入れのだ!!!!
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