第60話 ウエディング
目立ち出したお腹をかかえ
学校も無事に卒業
生まれたのは女の子
出産から1年で又妊娠、
二人目も女の子だった。
猿になった夫はまさに発情期。
明日が結婚入籍からすでに5年
やっと着れたウエディングドレス
喜代さんは呆れている。
この状況に気付いているのは
喜代さんだけ。まさに猿。
3人目ができた模様。
こいつは仕込むだけ…
落ちる私も猿なのか?
薔薇の咲く5月!何人生まされるのか?
義父や、義母がいなければ
何より喜代さんがいなければ
安心して産めなかったろう。
一朗太は満面の笑顔。
「頑張ってねパパ
三人も子供がいるんだから!!」
真っ白い野バラ柄のフンワリした
ドレスをまとい、彼も白い
タキシードに娘二人を抱き抱え、
「頑張るよ。三人いるしなぁー
ええー まてよ!!
えД、二人じゃ、エーエッ
三人ーん。
まさかのまさかの又妊娠?
美奈もす、好きだなぁアハハ!」
「は?
1人じゃ3人もできないわヨ!!
アンタが子作り好きなんじゃん!」
「アハハハハ美奈を愛してるから
仕方ないじゃんか!」
会場から拍手喝采。
彼の「ヤッターヤッターヤッタゾー!!」は
健在です。
私の両親も来てくれて孫、
孫フイバーは
しばしとどまりません。
青い青い空の下
沢山の家族、その真ん中にいるのは
もう義父でもなく義母でもなく、
美奈であることを皆の視線が
認めていた。
あの冬の出会いから既に六年。
沢山の人を巻き込んで二人の
年の差婚は成就した。
「あの時なんで姪っ子って
言った💢?」
と問い詰めたら
「俺の姪っ子と言えば誰も
美奈に手を出せないだろ!!」
一郎太は満面の笑みで答えた。
「いやいや俺の彼女って言った
方が手を出さないって!!」
「手を出すのが男とはかぎらない
危ない相手から美奈を
守りたかった。」
そう言われて納得した、恵さんなら
何をするか分からない。
一郎太にはそれが分かっていたの
だろう。
そんな話も一昔
美奈と一郎太の
ウエディングベルは高らかに
ガラーンゴローンと
青い空に向かって鳴り響く!
美奈が投げた幸せのブーケは
高く高く飛んだ♪¨̮⑅*⋆。˚✩.*・゚
✤おしまい✤
連載中は毎日読んでくださって
ありがとうございます。
暖かいフォローや応援、星を
頂いて感謝申し上げます。
少し秋めいて朝夕はヒンヤリ
して来ましたね
皆様お体に気をつけられて
下さいませ。
私も手洗い嗽がんばります。
ルミン
夫の溺愛(大学教授の場合の年の差婚) ルミン @rumiko35211
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