第57話 文句言いまくる
美奈は本気だった。
本気で頭に来た!!
自分も年下で仕方ないかもしれない。
彼女のように、滲み出る色気なんて
出し方が分からない。
30過ぎの色気に勝つ訳が無い。
女に、優しい男
こんな一朗太を好きになったが悪い。
でも、今度は一朗太は恋してた。
美奈にはわかる。‥
彼は美音に恋してた。
恵さんとも、見合い相手共違う感情。
それがとても許せない。
今までとは違う違う。
一郎太にマンションで捕まっ
たが復縁する気はない‼
「えぇーい‼ トドメだ‼」
一郎太の顔面に5本指で
ガリーー‼
ギャオーーイッタ‼ッ
八つ裂きにしたい衝動が自分を襲う。
が、これ以上やると、涙がでそう。
やっとこさ、我慢してるのに・・・
これ以上、ここに入れば
メチャクチャ一朗太を傷付けそうだ。
離れないとまだ自制心があるうちに。
顔面怯みをしている一郎太を眺め
「 ざまあみろ!」
と叫ぶ。
最初、早足でドカドカ歩く
又追いかけてきた一郎太に好物を
聞いてみた。
彼は答えられなかった。
「ついて、来んな!
((σ-`д・´))ばーか ばーか
4寝、4寝、4ー寝‼」
美奈の1DKのマンションの
部屋につく頃には一朗太の姿が
無いことにホッとした。
玄関に入り放心状態。
すると一朗太からラインがきた。
謝ってすむことじゃないけど
聞いてくれ。
ただ昔の事が懐かしく
少しだけ舞い上がってしまった。
それは認める。
でも、愛してるのは美奈だけだよ。
ゴメン。
弁解にしか聞こえないだろう。
本当に食事して終わるはずだった
んだ。
もう、こう言う会には行かない。
美奈だけを大事にする
だから、帰ってきてほしい。
美奈
弁解?
食事だけじゃ無かったん
じゃない。
あの女がいってんじゃん。
食事だけじゃなくていいよ
って、分かったって返し
てんじゃんよ。
バーカ
二人色呆けかよ。
ク〇ジジイとクソバ〇〇の
熱ーい夜の、はじまり、
はじまりー。
読み返してみなよ。
ラブラブライン
キモイからさー
マジ、幸せそ〜な恋人ライン
好きな子の好物くらい分かるん
だよね。
さっきの答えてよ。
あの女は神戸午
じゃあ美奈の好物はな~に?
ピコーン
美奈
アレ?まだ思い出せない?
どした?。
美奈
ね。
ね。
頑張れ一郎太!!
思い出してミロ!!
でた!! また始まった、美奈の
俺イジメ!なめてんな!!
一朗太は久々に美奈に腹が立つて
きた。
一朗太
「マクド○○○のアップルパイ!
ケン○○キーのピリ辛チキン!
唐揚げ。
鰻
カニ
うに
いくら
寿司中でもあぶりが大好
中華まん。
焼き肉中でも、なかおち
有りすぎて全部一番好きなはず。
美奈
「 ヘン‼ ザンネーンでした‼
答えはぁ‼
スイカ。
色呆けしてるから、分かん無いん
だよ。
いい年して、色呆けかよ。
笑える~。
もう馬鹿!!丸出しタヒネ。
手なんか重ねちゃって
お熱い事で
もう拒食症も強姦も通用しねーよ
あの人が本命だったんだー」
一朗太
「謝ってるだろ!!
色呆けとか言うな!!」
美奈
「老いらくの恋?。」
一朗太
「まだ30前半だ‼」
美奈
「何歳でも許さない!
絶対許さない!もうラインして
来るな!
あの女と一緒になればいいじゃん、
何悩んでるの?
さっきみたいにルンルンで出かけ
ればいいじゃん。
今年の夏スイカが大好きって
何回も言ったゾ
聞いてなかったの💢💢
笑える。」
タヒネ
愛してるとか、大好き
とか上手いこと言いながら二股
しょうとした
男の話なんか信じれないでしょ。
良いんじゃない。
納まるとこにおさまれば‥
さらばじゃー、色呆け一郎太
タヒね!
「4んでしまえー!
裏切り男、あんたなんか
嘘つきの嘘つき‼
私の前から消えちくりー」
オジン
最後の一言に一郎太はグサッ
痛い所に🎯命中
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