第4話 暇
「先生私明日から何しよう。」
「とりあえず、やりたい事
ユックリ考えれば?
学校行きたいならそれも
良いし、働きたいなら
就職さがせばいい。
急がずやりたい事考えたら
いいと思うよ。」
「・・・・?」
「何でも見ていいけど書斎には
仕事関係が有るから、
入らないでね。」
そう言うと先生は出勤していった。
取りあえず苦手な掃除、洗濯、買い物
お世話になってるばかりじゃ
ダメなんで取り敢えず
洗濯は洗濯機にポイポイ
おまかせ!!
掃除はルンバにお任せ
食事の後片付けは
食洗機に丸投げ
後はダスキ〇でパパパッパ
と拭く。
あとは暇、
いやぁ金持ちはちがうねぇ
ツイツイ、井戸端会議のオバチャン
口調になる。
とりあえず、1時間は機会君たち
が家事をこなしてくれるから
余裕こいた美奈は
ブラブラと街を探索する・・・。
3月とは言えやはりカーデイ
ガウンは必需品。
今日は早く帰って来て服を買いに
行く約束をしている。
五時までは晩御飯の用意を終わら
せて7時まで出かけて、
お風呂→晩御飯→就寝のながれで
いこう。
知らない街を歩くのは楽しいか・・・
あれ?先生って何大学だっけ?・・・?
目の前には 華南大学 とドドーン
と、構えのいい門がある。
「うわぁ、あの有名大学!
ってことは‥先生って。」
街中にもかかわらずデカい
ブナの木や楓諸々の樹木が
デーンと並んでいる。
裏門には駐車場があって展示会か!!
と思う程高級車が止まっている。
「凄いなぁ
もうかってるんだぁ。」
先生の車あつたし まさかここかな?
とりあえずヒマなもんで
何人かの学生の中に混ざり侵入!
先生の職場見学?アリだよね!!
キャンパスを見ながら歩く。
「先生は研究室?かな?どこだろ?」
「何の研究してるんだろう!
興味あるなぁ。」
すると階段から何人かの若い学生が
話しながら降りてきた。
話は百武一郎太の話で
盛り上がっていた。
皆いかにも頭良さそうな感じ⌒
七三のツーブロツクの真面目君
ストレートサラサラの20代の若者
他5人はいる。
「先生さあ…
今日早く帰るんだって、
どうする?
先生のマンション突撃するか?」
「おう!! いいね!!
ビール買っていくか?」
「やめとけよ、女いたらどうするよ。
メチャクチャお邪魔虫じゃん。」
「ああ、それなら大丈夫!
先生振られたらしいから」
「いつよ!」
「昨日?か…その前。」
「あーああ、いつか見たあの美人?」
「そうそう」
「何で?」
「それ!聞き出そうぜ
頭いい、金持ち、いい男!
そんな彼フルなんて
聞いてみたいダロ。」
「うんうん!」
いつの間にか美奈も側で頷いていた。
それに気付いた一部の男子が
「あ…ゴメン!部外者は遠慮して
くれないか ?」
その一言に一行は、美奈を
ジロジロ見ながら
「君、なに学部?可愛らしいけど
あんま見ないよね?」
「えとぉ、先生って何を研究し
てるの?」
不思議な顔をして学生に聞いて
見た。
「え!新しい野菜の開発とか、南国の
果物とかの開発とか、人の世の為
になる要な研究だけど…何で?」
「へえ!!そうなんだ、
あ!! 今日は先生いないと
思いますよ。
デート。」
「え!! 何で君が知ってるの?
ってか、なに学部?ここの学生?
先生とは関係者?ってか君誰?」
ヤバい「じゃっ、そう言うことで」
根掘り葉掘り聞いてくるから
とりあえずトンズラ
美奈はサッサとにげだした。
それを唖然と見送る数人の大学生!
そうだそうだ買い物、買い物
晩御飯作らないと、所持金は交通費
で使ったから後五万!!
1ヶ月の食費くらいださないと‥
洋服から全部買ったら無くなっちゃ
うな!!
私の買い物は、できるだけ
一万で抑えよう。
リサイクルでもいいか…。
夕方6時、彼は急ぎ足で帰宅した。
「ゴメン!遅くなっちゃったな!! 」
「お帰りなさい。」
美奈は飛びついて一郎太は年甲斐も
なくニヤニヤしてデレーツとなった。
「どうしたの?」
暫く動かない一郎太に美奈は
キョトンとした顔で一郎太の顔を
見上げた。
「‥♡
し、新婚みたいで♡
嬉しい。デレ~。」
伸びたお餅のようにゆるみっぱなしの
顔は多分、親がみたら
「シッカリしなさい!!
年かんがえなさい!」
と怒られるな、と美奈でさえ、
思った。
昨日の新聞のチラシに、
スーパーの募集がデカデカと
載っていたのを💡思い出し
美奈はアルバイト先を決めた。
近くだし、スーパーだし、食べ物
有るし、なんてったって買い物ラク!
超ーラク。
あれから一度マンションへ帰り
履歴書をかいて面接の電話を
入れて、スキップして面接に行った。
何故か即決。
店長さんはニコニコして、良さそう
な方だった。
とりあえずバイトだけど
勤め先はキマリ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます